サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > ヤクザ専門誌・実話誌】の傾向

――こちらの記事では、現存するヤクザ専門誌や実話誌の歴史と編集者・記者の悲喜こもごもに迫ってきたが、実際彼らが作る誌面というのはどういった傾向があるのだろうか?「特徴はない!」と関係者が口をそろえる中、5誌のヤクザ記事の特徴に迫ってみた。

1402_gang_2.jpg

●王道の記事作り!
「実話時代」

(メディアボーイ/86年創刊/490円)
創刊27年を越える老舗専門誌。九州の工藤会や大阪の東組など、太いパイプでつながっている組織の特集がウリ。表紙からカラーページ、巻頭特集までブチ抜きで1つの組織を特集することも多く、その際に掲載される各団体の幹部の顔写真や肩書を「資料」としてストックするヤクザ記者や捜査員からの信頼は絶大。現役のヤクザ幹部が実名でインタビューに答えたり、連載を担当するなど、王道の誌面作りに定評がある。


1402_gang_3.jpg

●アウトロー総合誌
「実話ドキュメント」

(マイウェイ出版/83年創刊/490円)
通巻418号を突破しているヤクザ系実話誌の雄。昨年までは竹書房から出版されていたが、本文にある通り、銀行などからの圧力により、現在は版元が変わっている。「実話時代」のようなヤクザ本人への取材記事などはなく、週刊誌御三家の1カ月のまとめ的なつくりが特徴。右翼団体の紹介や、刺青の女体サンプルのカラーグラビアを展開するなど、“アウトロー総合誌”としての評価が高い。



ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年8月号

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 小栗有以(AKB48・アイドル)──多忙な日々の中で心と身体の調和を保つ秘訣とは
    • 水道橋博士(お笑い芸人)──「うつ病」発症は国会の重責が原因ではなかった?
    • 3li¥en(アーティスト)──キャリアは浅くとも人間味がディープすぎるフライガール

連載

    • 【マルサの女】つんこ
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【最終回】【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【Yoru】艶やかに躍動する 気韻生動の肉体美
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【アンジェラ芽衣×梅本剛史】身長172センチの女性モデルが “あえて”ツナギを着てみた!
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ