――ここでは現政権を支える与党の政治家の中で、特に目立つ5名を、エピソードとともにピックアップ!
(絵/HELLSLAUGHTER)
【1】クリスチャンも仏頼み
石破 茂
牧師・金森通倫の曾孫で、自他共に認めるクリスチャン。ただ、自身のブログで、デモや集会について「テロと本質的に変わらない」などと書き込み(後に訂正)、なんとなくクリスチャンらしからぬ一面も見せた。一方で、「浄土宗」の親睦団体・浄光会の会員で、同会の新年総会に参加している。
【2】新宗教でも名演説!
小泉進次郎
11年に「霊友会」が開催した創立祭にて、「国を思う力。変える力。」と題して講演。中外日報(11年7月21日付)によると、「次世代のこと、日本全体のことを考え、たとえ非難されても厳しいことも言い、きちんと議論して、本当の意味での思いやりに満ちた社会を目指したい」と語ったという。
【3】もはや統一教会の顔!?
安倍晋三
11年に「生長の家」の関連団体・青年真志塾で講演。現在、「浄土宗」の国会議員による親睦団体・浄光会の世話人を務める。祖父・岸信介の影響からか、06年には「統一教会」関連団体である天宙平和連合(UPF)の大会に祝電を送っている。ちなみに、統一教会系雑誌「世界思想」の3月号と9月号では、表紙を飾った。
【4】新宗教には八方美人
石原慎太郎
「霊友会」の節分会に参加しただけでなく、「立正佼成会」「新生佛教教団」「崇教真光」、「幸福の科学」など、さまざまな宗教と結びつきが強いことで知られている。「オウム真理教」との関係を書かれた記事も存在した。「月刊宝島」(13年9月号)では、石原に近い議員が「(石原本人は)まったくのアナーキーで、宗教観なんてどうでもいいというスタンス」と述べている。
【5】手かざしで国政も治癒
石原伸晃
夫婦そろって、“手かざし”と陽光農法で知られる「崇教真光」の信者であることが有名。「日刊ゲンダイ」(12年9月21日付)によると、崇教真光の機関誌にはこの10年ほぼ毎年、祝辞を載せているという。また、2月には法華経系の新宗教「妙智会教団」が開催した節分追儺式に来賓として訪れ、あいさつをしている。
(取材・文/呉 承鎬)