サイゾーpremium  > 特集  > 本・マンガ  > 【リブレ出版編集部】「素股」もついに解禁で、よりニッチでマニアックに

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「b-BOY 超キチク」
発行/リブレ出版 発行ペース/隔月(奇数月下旬日発売)
09年に「b-BOY HONEY」としてスタートし、6号刊行した後に「b-BOY キチク」としてリニューアル。その後、さらに「b-BOY 超キチク」として新シリーズが誕生。最新刊「Hなおしゃぶり特集」が11月29日刊行予定。

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「おもらし」特集号に掲載された作品から。仕込まれた玩具からの刺激に耐えられず、公の場で粗相をしたあと、密かに攻められる受け。このあと、怒涛のエッチに突入。
【出典】「ミッドナイトドッグショー」鳥海よう子 (c)Youko Toriumi/Libre Publishing 2013

 BL作品を多く手がけている出版社・リブレ出版では、現在5つのBL雑誌・書籍アンソロジーを展開。なかでも、毎回異なる特集を組んで刊行されているアンソロジーシリーズ「b-BOY キチク」はエロ度合いが激しく、前述の「おもらし特集」をはじめ、「ど変態H特集」【1】「GOカン特集」【2】など、毎度インパクト大な特集タイトルで読者の度肝を抜いている。なぜ毎回こんなに攻めたテーマ設定になっているのか?

「アンソロジーシリーズはもともと『b-BOY HONEY』(09年11月創刊)を作っておりまして、それがリニューアルして『b-BOY キチク』(12年5月創刊)が誕生しました。『b-BOY HONEY』の巻数を重ねていくうちに、読者はホワイトカラー系の男性による強引な恋愛が好きらしい……という傾向がだんだん見えてきまして、ならばいっそのこと、エロくて強い"攻め"キャラがメインで登場する方向性に大きく舵を切ってみようということで生まれたのが、『b-BOY キチク』です。さらにリニューアルを重ね、現在は『b-BOY 超(ど)キチク』というタイトルで刊行しています。

"キチク"という単語をシリーズのタイトルに選んだのは、インパクトが大きくて、とにかく本の方向性がひと目でわかるようにしたかったので。"キチク"と聞くと、一瞬『プッ』と笑ってしまいますけど、絶対忘れないじゃないですか?(笑) ちなみに、我々が考える"キチク"とは暴力的なものではなく、心情的な意味合いです。エリートでなんでもできちゃう"攻め"が、"受け"の都合を完全に無視してガンガン迫ってくる、一方的な恋愛からのエッチをわかりやすく、かつ面白く言ったのが"キチク"……という解釈です」(リブレ出版コンテンツ制作事業部・入江恵子氏)

 リニューアルを重ね、"超キチク"にまで到達したこのアンソロジーシリーズは、同じエロ重視のものといえど、この約4年の間に特集テーマの傾向が徐々に変わりつつある。「b-BOY HONEY」の頃は、「不細工特集」、「お父さん特集」、「コンプレックス特集」など、大きな括りで特集が組まれていたが、「b-BOY キチク」になると「がっつき攻特集」【3】「エリート陵辱特集」【4】…… と、よりテーマが細分化しているのだ。

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