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──日本のドラフト制度は、巨人の一党独裁のもとに振り回されて異様な変遷を遂げてきたが、世界のプロ野球リーグでは果たしてどうなのか?海外4リーグのドラフト含む球界事情を、その現場を知る人々に聞いてみたところ、やはりそれぞれに問題は存在しているようで……。

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「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」(小学館スクウェア)。

 特集ではここまで、日本プロ野球のドラフト制度を取り巻く問題点やパワーゲームの内幕を見てきたが、海外のプロリーグでは、そうした問題はないのだろうか? オリンピック種目から外されてしまったことなどからマイナースポーツといわれることもあるが、アメリカや中米、東アジアはもとより、中東イスラエル(2007年の1年のみ開催)からヨーロッパまで、世界各国にプロリーグは存在する。ここでは、海外リーグのドラフト事情を中心に見ていこう。

 まずメジャーリーグ(以下、MLB)については、よく知られている通り「完全ウェーバー方式」と呼ばれる制度を採用している。シーズン終了時のチーム順位に従って、最下位のチームから順に選手を指名するやり方だ。指名はそのまま独占交渉権の獲得であり、日本のように1位指名であっても他チームと競合したら抽選に、といった事態は発生しない。これは、下位チームから順に獲りたい選手を獲ることで、戦力の均衡を図るためである。日本のドラフト制度が抱える問題点を解決するために、完全ウェーバー方式の導入を求める球界関係者や野球評論家もいる。スカウトによる家族や関係者への接触・接待や、球団によるバラマキが入り込む余地も少ないことが、その主な理由である。完全ウェーバー方式を導入するとなると、FA取得年数を現状よりも短縮する必要が出てくるなど、これひとつですべてが解決するわけではないが、現状、世界的に見ればこの方式を採用しているプロリーグがほとんどである。

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