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Vistaの失敗がトラウマに?

IT業界の"巨人"マイクロソフト過去最高益ながらアトがない!?

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──4月28日、米マイクロソフト(以下、MS)が2011年1~3月期の業績発表を行った。売り上げは前年同期比で13%増の164億3000万ドル(約1兆3000億円)、純利益は31%増(前年同期比)の52億3000万ドル(約4200億円)。この数字は1~3月期としては過去最高のもので、同社最高財務責任者のピーター・クライン氏は「Office 10の発売によるものと、Xbox360とKinectの人気が貢献した」と説明した。

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『マイクロソフト戦記』。果たしてマイクロソフトは過去の栄光を取り戻すことができるのか?

 同社はこの前期(10年10~12月期)でも過去最高益を達成しており、このニュースは日本でも大きく報じられた。これを見て、「最近落ち目の印象が強いMSだが、まだまだ堅調」といった見方も見られたが、しかし……。

 なぜかこの数字に対する株式市場からの評価は厳しく、発表直後の株価は3%の下落。その理由を、IT業界に詳しい証券アナリストはこう解説する。

「好調な部門よりも、Windows 7の売れ行きが落ちてきていることに多くの投資家が注目しました。それに、オンラインサービス部門の赤字がとんでもないことになっているんですよ」

 決算の内訳を見ると、確かにWindows7が10年から売り上げ、利益とも落ち込んでいる。パソコンのソフトは発売直後が最も多く売れるのが通例で、さらに今後はパソコン市場自体が縮小すると見込まれている。したがって、この部門で売り上げを伸ばすためには、Windows新バージョンの発売が必須となる。

「ところが、MSはVistaの失敗がいまだにトラウマとなっている。Windows7が好調なので、次作の開発はかえってハードルが高くなってしまった」(前出のアナリスト)

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