サイゾーpremium  > 特集  > 女装家ミッツ・マングローブ×ドラァグクィ...

──女装コラムニストのマツコ・デラックスが、AKB48らと並んで"今年の顔"と称され、"新・視聴率の女王"とも呼ばれた2010年。これまで"にぎやかし"として起用されてきたおネエタレントの需要は、おすぎやピーコの頃とはまた違った、毒舌コメンテーターとして変化しつつある。もはやお茶の間にも定着した彼女たちを求める人々の真意は、いかがなものか?

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(写真/有高唯之)

 2010年の芸能界を振り返る上で欠かせないのが、自らを"デブ女装コラムニスト"と称するマツコ・デラックスの大ブレイク。また、同氏と旧知の仲である"女装家"、ミッツ・マングローブの台頭も印象深い。

 これまでにも日本の芸能界では、ダンサーとしても活躍するKABA.ちゃんやニューハーフタレントのはるな愛をはじめ、ゲイの芸能人が定期的にブレイクしてきた。さらに「女装」という観点から見ても、古くは歌手の美輪明宏、近年では美容家のIKKOらの先人がおり、そういった意味でマツコとミッツは、決して新しい存在には映らないかもしれない。しかし、「出自」という観点で見てみると、両名と先人たちとは決定的な違いがあることがわかる。「女装」の中でも、奇抜な衣装とメイクでショーを行う「ドラァグクイーン」に該当する2人の土壌には、日本が誇るゲイタウン・新宿二丁目があるのだ。これまでの芸能界は"二丁目的なもの"を積極的に露出させることはなく、同様の先人でここまでブレイクした人もいないに等しかった。

 こうした変遷をたどっていながらも、ゲイの芸能人に対するメディアの取り上げ方は、今も昔も形式的である感が否めない。メディアでは女装もニューハーフも「おネエタレント」とひとくくりにされ、世間が思う"おネエタレント像"に沿うようにデフォルメされがちな現状を、当事者たちはどう感じているのだろうか。その"本音"を探るべく、二丁目でのパフォーマンス活動を10年近く共にしながら、現在は芸能界に進出したミッツ・マングローブ、片や今も二丁目のステージを基盤に活躍し続けているエスムラルダの両名に話を聞いてみた。

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