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高齢者優遇の裏に"若者奴隷"という悲哀......

『嫌韓流』の作者・山野車輪が「高齢者」に矛先を向けたワケ

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 ネット上で影響力を持つ堀江貴文氏が提言したり、新党日本がマニフェストに掲げるなどして、昨秋あたりから話題になった社会福祉制度「ベーシックインカム(BI)」。現行の年金制度と公務員制度を見直し、そのお金で、幼児から高齢者にいたるまで全国民に毎月一律5~8万円を給付するというもの。そこには「お年寄りには手厚く」という慈愛の精神はない。

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過激な『「若者奴隷」時代』の表紙と、日本を代表する半島ウォッチャー、保守派論陣のひとりとなった山野氏(写真右下)。

 日韓問題を軸に韓国を厳しく批判した『マンガ 嫌韓流』の作者である山野車輪氏も、この案に一定の理解を示し、既存の高齢者福祉のあり方に真っ向からアンチテーゼを投げかけた問題作『「若者奴隷」時代』(晋遊舎)を3月に上梓、一部で波紋を呼んでいる。

「自分もBIには賛成です。支給額が5万円ならば60兆円の財源で実現可能。今の年金制度の維持に年間47兆円、公務員全体の人件費が30兆円。日本の公務員賃金は世界標準でもバカ高いですから、これを半分に減らせば15兆円、合計62兆円が捻出できます。すべての国民に最低限の安心を一律確保するやり方は理解できます」(山野氏)

 しかし、30歳の会社員と85歳の老人が同額の年金を受け取る形は、社会的弱者の高齢者を若者が働いて支えるシステムを当然としてきた日本人にとって、違和感があるのも正直なところだ。

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