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第1特集
"美少女狂い"な男が吠える! 俺があのコを愛する理由──吉田 豪が選ぶ「マイベスト美少女」

綾瀬はるかはマヌケと清純が同居する奇跡的な存在

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──男なら誰でも心の中に存在しているであろう"マイベスト美少女"。そこで、小説、マンガ、映像、格闘技など各界の"美少女通"たちにご登場いただき美少女を指名! その胸に秘めた美少女への想いを、心ゆくまでぶちまけてもらった。

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綾瀬はるかは美少女界の奇跡!?

[吉田 豪的My Best Beautiful Girl]
綾瀬はるか
1985年、広島県生まれ。00年、第25回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、芸能界デビュー。今年公開の映画『おっぱいバレー』では、彼女のおっぱいが出ていない!とキレる人多数。

 僕にとって"美少女"とは、ブログで人生を語り出したりしないコ、もしくは、ブログの内容がつまらないコ(笑)。自分の本質や人間性、それも病んだ感じやダーティな感じを見せなくても、女優やグラビアといった本業だけで十分僕らを惹きつけられるコですね。逆に言えば、ルックスは最高なんだけど「話してみたいか?」と聞かれれば「盛り上がらなそうだから、いいや」ってタイプが美少女なんだと思います。

 世間的には宮﨑あおい、蒼井優、綾瀬はるかあたりが、そういう扱いになるんでしょうけど、同じ系統にみえて実は綾瀬はるかはちょっと違うんです。彼女、とにかく自己評価が低くて、インタビューが抜群に面白いんですよ。

 僕が彼女を取材したのは06年。CDデビューにあたってのパブリシティ取材だったんですけど、その意気込みを聞けば「私なんかじゃなくて、もっと上手な人が歌えばいいのに……」とおそろしくネガティブな回答。前年のレコード大賞の司会だったから「今年は歌手としてレコ大出場ですね」と聞けば、即座に「とんでもない!」。なんの宣伝にもならない、むしろマイナスにしかならない答えしか返ってこなかった(笑)。だからか、CDも大して売れなかったんですよ。小林武史のトラックに儚げな歌声の乗った「見た目のいいマイラバ」って感じのいい曲だったのに。

 その取材はオチも完璧で、帰り際、彼女が左手に持っていたのはダイエット特集が載った女性誌。にもかかわらず、右手にあったのは、取材の差し入れとしてスタッフが持ってきたケーキの箱(笑)。病んだ感じではない、カワイらしくてマヌケなネガティブ感と、若手女優らしい清純なイメージを高レベルで合致させた奇跡的な存在だと思います。

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吉田 豪(プロインタビュアー・プロ書評家)
よしだ・ごう。1970年、東京都生まれ。アイドルからプロレスラー、財界人までカバーする、最強のプロインタビュアー。『元アイドル!』(新潮文庫)など著書多数。吉田氏の特別寄稿も収録されている山城新伍(R.I.P)の大名著『おこりんぼさびしんぼ』(廣済堂文庫)も必読。


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