(写真/井上琢也)
[今回の刺客]
TSURUGI/RYOGA/JIMMY
from PSYCHIC FEVER
――LDH所属アーティスト/グループから厳選したメンバーに登場してもらい、関連作品を元にサウンドとの関係性を徹底考察
LDHに在籍するアーティストに白羽の矢を立て、自らのヒット作品をテーマに音楽的に深掘りしていく短期集中連載。記念すべき第1回にはPSYCHIC FEVERからTSURUGI/RYOGA/JIMMYの3人を招き、 ヒットシングル「Wonder Woman」をピックアップ、 LDHとニュージャックスウィングの切っても切れない関係値を深掘りしました。
――まずは、お三方の〝ニュージャックスウィング〟に対するイメージから聞かせてください。
TSURUGI(以下、T) EXPGに通い始めて一番最初に習った曲がニュージャックスウィング(以下、NJS)だったんです。そこからたくさんの(ダンスの)ジャンルに触れてきたんですが、ダンスには、自由であっても実は法則やルールがあって、そういう意味でもNJSは確立されていたジャンルというか、特別な感覚がありましたね。
RYOGA(以下、R) 僕は4歳からダンスを始めて、NJSはボビー・ブラウンやジャネット・ジャクソンなど、踊ることよりも聴くことが多いジャンルでしたね。それからダンスの発表会で踊ることもあったんですけど、独特なドラムスやスネアの跳ね感など、聴けば聴くほどハマっていく〝ヒップホップとR&Bのいいとこ取りのジャンル〟という印象です。
JIMMY(以下、J) EXPG時代、ダンスレッスンのストレッチから頭30分は先生がとっておきの曲をかけるんですけど、NJSはそのときによくかかっていたこともあり、音楽ジャンルというよりも「ダンスを踊る曲」という印象が一番強いですね。
――TSURUGIさんのダンスの入りがNJSと聞いていましたが、RYOGAさんとJIMMYさんは?