平手友梨奈、主演映画『響 -HIBIKI-』の興収ノルマはいくら?

『小説 響 HIBIKI (小学館文庫)』(小学館)

 メディアが「カリスマ」と持ち上げるたびに“ハードル”は高くなる一方だ。

 映画初出演にして主演を務める『響 -HIBIKI-』の公開を9月14日に控える欅坂46・平手友梨奈のメディア露出が増えている。

 原作漫画が掲載されている「ビッグコミックスペリオール」(小学館)8月24日発売号では、主人公の天才女子高生小説家・鮎喰響に扮して表紙を飾っているほか、テレビ誌や女性誌、バラエティ番組などでも精力的にPR。その多くが、彼女について「圧倒的なカリスマ性」「唯一無二」「凄いオーラ」と評している。

 これには映画ライターも心配顔だ。

「彼女は初主演どころか映画自体が初めて。アイドル活動ではカリスマ性を見せているものの、それがそのまま女優の世界で通用するかは未知数です。東宝系295スクリーンでの封切りとなりましたが、ここまで大規模になっては、彼女にかかるプレッシャーも相当なもの。高評価であれば“演技もできるアイドル”としての地位を確立できますが、東宝にとっても平手にとっても大博打となりましたね」

 となると、「カリスマ平手」の格好がつく興行収入とは、いったいどれくらいが想定されるのだろうか。

「通常、東宝で300スクリーン規模なら10億円がノルマだといわれています。共演の北川景子と小栗旬は強いキャストですが、内容が学生向けなのに9月公開ですから、昼間は伸び悩むでしょう。恋愛ドラマでなく原作がほぼ無名なのもハンデです。西野七瀬ほか乃木坂46メンバー8人が登場した『あさひなぐ』は145館で初週は2位と健闘しましたが、ファンが一巡した後は伸びず、結局、4.2億円と惨敗。前田敦子主演の『もしドラ』は9.1億円でも爆死扱いされました。平手が『カリスマ』のメンツを保つには、298館で16.3億円を記録した広瀬すず主演の『ちはやふる上の句』超えが最低ノルマとなるでしょう」(同)

 とはいえ、公開前にもかかわらず各方面から絶賛の声が相次いで聞こえてくる“女優・平手”の評判。封切りが楽しみだ。

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