サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 食の安全を追及する海外傑作【ドキュメンタリー】

──食の安全に関する映像を、日本ではとりわけ放送を通して見る機会は少ない。本文中でも触れているように、食品会社が大口のスポンサーとなっている状況では、放送局も“自主規制”を行なわざるを得ない。しかし、国外に目を移せば、数々の良質な食のドキュメンタリー映画にあふれている。これらの作品を観れば、今日のあなたの夕食は、変わってしまうかもしれない……。

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『フード・インク』
2008年 アメリカ 監督:ロバート・ケナー
技術の発展によって工業化・システム化された現代の食に警鐘を鳴らす本作。少し歩くだけで足の骨が折れてしまうほどに太らされたブロイラーや、O-157に感染する牛、遺伝子組み換えコーンの最前線……と、本作には食にまつわるショッキングな真実が描かれている。クジラ漁を描いた『コーブ』とほぼ同時期に公開され、アメリカでは『コーブ』の1.5倍の興行収入を記録した。長期的に考えれば、『コーブ』よりもはるかに重要でショッキングな問題を告発している。


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『ありあまるごちそう』
2005年 オーストリア 監督:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
オーストリアにおける食料の大量廃棄問題を端緒に、世界中の食品の歪みを描く本作。そこで語られるのは、食品廃棄量世界一位のアメリカと、食品廃棄率世界一位の我が日本。世界中では飢えに苦しむ人々が多いはずなのにいったいなぜ……と思わず考えさせられてしまう作品だ。もちろん、「世界一位」の称号を得た日本人にとっても、海の向こうの他人事では済まされない。世界一の食料廃棄国である日本で、どうしてこのような作品が制作されないのだろうか……。



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