第1特集
戦後70年以上経った今、どう描かれるのか【2】
マンガの天才はそのペンでひたすら平和を問い続けた…巨匠・手塚治虫が描く戦争
―― 戦争マンガを考える上で、もうひとり欠かせないのは、なんといっても「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫だろう。マンガを通して「人間とは、生命とは何か」を問い続けた手塚の作品には、たびたび戦争のモチーフが現...
2017.01.22
―― 戦争マンガを考える上で、もうひとり欠かせないのは、なんといっても「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫だろう。マンガを通して「人間とは、生命とは何か」を問い続けた手塚の作品には、たびたび戦争のモチーフが現...
―― 映像化された『この世界の片隅に』が異例のヒットを飛ばしている。同作は戦後生まれの作者が“戦争の日常”を描いており、戦中派/戦後派によって戦争マンガの設定や視点は異なるようだ。本稿ではこうした系譜を見て...
―― 『はだしのゲン』は、2012年12月に亡くなった中沢啓治氏(享年73歳)の体験をもとにした自伝的マンガ作品である。全10巻のあらすじは…… 広島市に住む国民学校2年生の主人公・ゲンは、1945年8月6...