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【doc flawless】未知なる可能性を秘めた変幻自在のヒップホップカメレオン

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──「ダサいヤツが増えれば増えるほど、リアルが輝くと思うんです」──そう言い切った超新星ラッパーは、レペゼン練馬、2003年生まれの現役高校3年生。

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(写真/cherry chill will.)

次世代ラッパー発掘オーディション『ラップスタア誕生』の新たなシーズンが始動し、無限の可能性を秘めた若手に注目が集まる日本語ラップシーン。そんな中、「ラップスタア落ちたし制作もうまくいかないで自暴自棄になってた」とツイートしていたのが、高校生3年生のラッパー、doc flawlessだ。今年3月に発表した「chameleon」が音楽業界内で知る人ぞ知る楽曲として話題となり、多くの10代がトラップビートに身を委ねる中、同曲の「90年代ヒップホップを地で行く王道感」は、逆に新鮮にすら映ったものだ。それは、中学1年のときにANARCHY「Fate」で衝撃を喰らった少年が、そこまで聴いてきたJ-POPと距離を置き、一気にヒップホップへ傾倒した、という理由からも推し量ることができる。「生まれたときから父親はいなかった」と話し始めた彼は、地元・練馬区大泉学園駅前の喫茶店で当時を振り返る。

「お母さんから『お金のことは気にしないで』と小さい頃から言われてきました。いわゆる母子家庭ですけど、一度も不自由に感じたことはないです。ヒップホップにハマってからは、好きなラッパーの曲──例えば、BAD HOPのBenjazzyさんやJinmenusagiさんとか──を完コピしてラップしてました。リリックを書き始めたのは中3くらいからで、曲ができたらサンクラ(SoundCloud)にアップしたり。去年はコロナ禍で学校も休校になり、サンクラにアップした曲も友達から良い反応をもらえて自信がついたので、曲をリリースしてみようと思ったんです」

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