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【premium限定連載】芸能ジャーナリスト・二田一比古の「週刊誌の世界」

稲垣吾郎がキムタクのライバルに!? 独立から1年、元SMAP3人の現在地

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 芸能界には独立した者に対して1年間はあまり活動できないという、暗黙の謹慎期間のようなものがある。顕著な例が、覚醒剤など薬物で逮捕された場合である。反省の意味も含めて活動を自重、謹慎生活に入るが、1年経つと徐々に活動を再開。やがてなにごともなかったように元に戻る。それが慣例になっている。事務所から独立した場合も、元の事務所との冷戦期間を経て新しい事務所で活動を再開する。その冷戦期間も自然と1年がメドになっている。

 解散・独立騒動と世間を騒がせたSMAP。昨年9月をもって中居正広(45)と木村拓哉(45)は事務所に残留、事務所との確執が強かった香取慎吾(41)・草なぎ剛(44)・稲垣吾郎(44)の3人がジャニーズ事務所を退所し、先に事務所を辞めていたSMAPの元マネージャー・飯島女史が立ち上げた新会社に合流した。当初、ジャニーズ事務所への配慮によって地上波の仕事はなくなりネットTVなどを中心にして活動を再開するも、やはり話題性は徐々に乏しくなり、最近はニュースになることも少なかった。それでも3人は人が変わったように明るくなっているという。スポーツ紙記者が話す。

「ジャニーズにいた頃は基本的にジャニ担と呼ばれる記者とだけしかメディアとの接点はなく、公式取材では話す内容も規制され優等生な発言ばかり。それが独立してからは実に生き生きと自然体で接するようになった。敵対していたメディアとも友好関係を築き、すべてから解放されたように明るい。懇談会ではお酌して回ったりして、記者が恐縮するほど。みんな気さくでいい人と評判は上々」

 とはいえ、タレントは表舞台で芸能活動をしてなんぼの世界。ネット社会とはいえ、やはりメジャー活動の拠点は地上波。独立から間もなく1年。ようやく少しの光が見えてきた。

「無言の圧力でテレビ局側もジャニーズに忖度していたので、ジャニーズ事務所を退所した3人は使いたくても使えなかった。それもようやく解禁になり、今年後半からは少しずつ地上波やメジャー映画に出演することもありえます。ただ、誰をどういう形で使うかが問題です。話題性はあっても今の3人に以前のような需要があるかは疑問。それに彼らを役者として使うのか、それともタレントとして使うのかも判断しにくい」(テレビ関係者)

 そんな中、稲垣が8月18日放送の夏の恒例ドラマ「ほんとうにあった怖い話」(フジ系)に出演する。複数の番組関係者に話を聞くと、「SMAP時代は5人のなかで人気がないほうで、仕事はそつなくこなすが、特に目立ったものがなかった。ジャニーズの後輩タレントにとってもライバル視するほどではない。使う側としても主役でなくてもいい、もっとも使い勝手のいい役者なんです」

 香取と草なぎは次々と地上波のレギュラー番組がなくなる中、稲垣の出演するTBSの「ゴロウ・デラックス」だけは継続されていた。その稲垣は8月に舞台。11月には今話題の渦中にある剛力彩芽との舞台共演もある。さらに、来年は「半世界」「海辺の映画館」「ばるぼら」と3本の映画への出演が決定している。特に「海辺―」は映画界の重鎮・大林宣彦監督作品として監督自ら稲垣を指名したという。「賞も狙える大作。業界内でも稲垣が映画でどこまで化けるか注目しています」という。

「稲垣は悪役もできるし幅広い演技ができる。将来的には名脇役になる可能性を秘めている。対照的に香取は役者としては難しい。タレントとしても視聴率を取れる力はなく、地上波は難しい。今、得意の絵画やファッションで売り出しているように、文化的な分野に進出するとの見方です。草なぎもかつては主役級でしたが、ハマる役がないとコケる可能性もあり、どこまで役の幅を広げられるかがポイント。ただ、韓国での人気が根強いだけに、韓国映画進出も考えられる」(映画関係者)

 3人のなかで意外にもメジャーで活躍できそうなのが稲垣なのである。ジャニーズに残り役者に専念。エリート路線を歩んでいる木村に対し雑草魂で臨む稲垣。新たなライバル関係になるかもしれない。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

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