サイゾーpremium  > 連載  > アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録【10】/ボディペインティングが導く愉楽
連載
アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録【10】

【アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録】ボディペインティングが導く愉楽

+お気に入りに追加

――カメラマン・デザイナー、そして親日家としても知られるアッシュ・ハドソン。そんな彼が自らが体験した日本の“アングラ文化”を詳細にレポート。

【アッシュ・ハドソンのアングラ見聞録】ボディペインティングが導く愉楽の画像1
Gaku HP〈http://188.jp/gaku〉  Instagram〈@gakuazuma

 今月は、塗料を使って体に絵を描いたり、さまざまな模様を描くアート〈ボディペインティング〉を紹介したい。いつものようにインスタグラムをチェックしていたら、Gakuというボディペインティングをしているアーティストを見つけた。彼のプロフィールを見ると、大阪在住ということがわかって、すぐにコンタクトを取ることにした。いざ会って話してみたら、彼は高校時代にカリフォルニアへ留学し、地元新聞社主催の絵のコンテストなんかで優勝した経歴も持ち合わせていた。そんなバックグラウンドもあってか、言葉の壁の問題もなく、すぐさま意気投合したんだ。

 ある日Gakuに「モデルを連れて行くから現場を見せてくれないか?」と頼んだら、普段は絶対人に見せないらしいが、了承してくれた。すべての作業が終わるまで、約6時間くらいかかったけれど、墨と筆によって素っ裸の体に絵が描きあげられていくさまはセクシーだった。Gakuは、あらゆる日本人女性の体にペイントを施す。きれいでスタイル抜群の女性ばかりなんだろうなと聞くと、「俺はスタイルがいい子よりも、ぽっちゃりした女性のほうがタイプ」と、はにかむ。さらに彼が言うには、ボディペインティングは35歳以下しか描かないらしい。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2025年11月号

「異形と異端」が 動かすニッポン論

「異形と異端」が 動かすニッポン論
    • なぜ、我々は横浜流星に惹きつけられるのか?
    • なぜ、『べらぼう』は異形の大河なのか?
    • [特別対談]立花孝志×上念司
    • 参政党は叩かれて強くなる!
    • [対談]安田淳一監督×阪元裕吾監督
    • “因習村”源流としての金田一
    • 日本一早いプロ野球順位予想

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 【かとうれいこ】27年ぶりの写真集発売、レジェンドがグラビア復帰を決断した理由
    • 【Small Circle of Friends】切なさと力強さ。正しさと優しさ。アズマとサツキの絶妙ブレンド。
    • 【日爪ノブキ】仏で国家最優秀職人章に認定された男が推し進める「人類帽子計画」
    • 俳優生活11年、木竜麻生の現在地
    • 超大物アーティストが愛用する シルバージュエリーブランド──「サーティーンデザインズ」代表インタビュー

連載

    • 【マルサの女】橘 和奈
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【ドクター苫米地】僕たちは洗脳されてるんですか?
    • 【井川意高】天上夜想曲
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【韮原祐介】匠たちの育成哲学
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • GROOVE SEQUENCE──NJSとLDHの親密な関係値
    • 【特別企画3】マッチングアプリが変えた恋愛の価値観
    • 乙女たちの官能界隈
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報
サイゾーパブリシティ