サイゾーpremium  > 特集  > タブー  > 新たな広告媒体となったインスタグラマーたちの苦闘【1】/【インスタグラマー】の熾烈な戦い
第1特集
新たな広告媒体となったインスタグラマーたちの苦闘【1】

「ただ服着て写真アップしてるだけじゃないんです!」――宣伝のために子どももレンタル!? インスタグラマーたちの熾烈な戦い

+お気に入りに追加

 インスタグラマーを中心とした、SNS内で大きな影響力を持つ“インフルエンサー”が話題となって久しく、彼女たちがおしゃれな着こなしを披露するインスタPRをはじめ、ファッション業界の広告媒体としての注目も集めている。そんな中、インフルエンサーたちが自らの“価値”を高めるためのビジネスも横行しているようで……?

1711_insta_photoa_230.jpg
世界中で720万人ものフォロワーを持つ渡辺直美のアカウントでも、たびたびファッション関連の投稿が見られる。(画像/渡辺直美公式インスタグラムアカウントより)

 ファストファッションの隆盛や出版不況の折、広告も効果なく売り上げも苦戦が続くファッション業界にあって、新たな宣伝方法が台頭している。それが、インスタグラムをはじめとするSNSで、「インフルエンサー(=購買の意思決定に影響を与える人)」と呼ばれる個人が発信するというモデルだ。流行に敏感でセンスのいい個人アカウントからの投稿に影響され、商品に注目が集まるという手法である。そんなインフルエンサーの中でも、今特に目を引くのが“ママインスタグラマー”たち。彼女らは自身の私服だけでなく、おしゃれな子どもたちのコーディネートやこれまたおしゃれな食事風景などをSNS上で披露し、フォロワーたちの憧れの存在となっている。中には企業から商品の宣伝を依頼され、「#PR」と付けた“広告の投稿”を行う人もいるのだ。

「前は、サイズアウトしてしまった子ども服を『メルカリ』で売ってたんですが、インスタでおしゃれなコーディネートをアップしてるほうがずっと高値で売れるんですよ。フォロワーさんの中に息子のファンみたいなママたちがいて、気に入ったコーディネートがあると、コメント欄とかダイレクトメッセージで『サイズアウトしたら売ってほしい』って連絡が来るんです。あと、うちは『Hysteric Mini』っていう、マニアが多いブランドをたくさん着せているので、過去の写真からレアものを見つけては、高額で交渉してくる人もいますよ。

 ただ、デジカメだったり時計だったりバッグだったり、商品のPRを頼まれてるのは自分のコーディネートばっかりアップしている人が多いですよね」

 数千人のフォロワーを持つママインスタグラマーのAさん(30代/関東在住)によれば、「いくら人気ブランドの服っていっても、結局着方次第じゃないですか。インスタだとそれがリアルに見せられるから、公式の通販サイトで洋服を見るより参考になると言われる」のだという。結果、Aさんのような中古品の販売を促進しているインスタグラマーだけでなく、中には“憧れの女性”的センスを買われ、「PRアカウント状態」(Aさん)のインスタグラマーも出てきているというわけだ。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...
この記事を購入※この記事だけを読みたい場合、noteから購入できます。

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ