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連載
『林賢一の「ライク・ア・トーキングストーン」』【13】

新たな思考が生まれる瞬間を目の当たりにする! 武術家【甲野善紀】の身体で魅せるトークとは?

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――元放送作家で、現在は脚本家として心機一転活動する林賢一が、生のトーク現場に裸一貫突入! 事務所の大看板・古舘伊知郎を始めとした先達たちが繰り広げるトークライブをレポートする。

今月のトークライブ

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「武術と演技術」

人物:甲野善紀 日時場所:2016年4月22日 @晴れたら空に豆まいて(代官山)
武術家・甲野善紀と俳優・佐野史郎が、畳空間にてそれぞれの身体をつかい、武術と演技術について縦横無尽に語り合うトークイベント。


 畳が一面に敷かれた会場は、異様な雰囲気で包まれていた。靴を脱いで畳に上がることによるアットホーム感と、これから始まるトークへの緊張感が混じりあい、武術家・甲野善紀さんと俳優・佐野史郎さんが登壇すると、道場のような空気感に変わった。開口一番、甲野さんは「私は、しらけるのに強いので」と言い放つ。暗に、今日は観客を楽しませるためだけにしゃべるのではなく、あくまでも自分のために話すのだといった風情で。

 1949年生まれの甲野さんは武術家であり、身体技法の研究家だ。合気道を学んだ後、自身が納得のいく武術研究を続け、固定的な支点にとらわれない動作や、従来のスポーツ運動論にはなかった身体運用法などを発明。さまざまなプロスポーツからヒントも得て、現在進行形でそのスタイルを進化させている。また、解剖学者・養老孟司、宇宙飛行士・野口聡一、雀士・桜井章一、思想家・内田樹などの異業種とも交流し、今回一緒にトークする佐野さんとも25年来の知り合いだという。

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