サイゾーpremium  > 連載  > 丸屋九兵衛の音樂時事備忘「ファンキー・ホモ・サピエンス」  > 【Daz-N-Snoop】『コンプトン』後を睨む悪党
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丸屋九兵衛の音楽時事備忘録「ファンキー・ホモ・サピエンス」【34】

【Daz-N-Snoop】『コンプトン』後を睨んで暗躍する西の愉快な悪党!

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『Cuzznz』

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Daz-N-Snoop(発売元:Dogg Pound Records)
唐突に登場したイトコ・ユニットのデビュー作。その素性の疑わしさに反して完成度は高く、アーリー80’sっぽい電子ファンク系グルーヴが心地よい。一部の曲ではデイム・ファンクが参加&プロデュース。これまた本連載で触れた「スヌープジラ」時代のスヌープによるユニット「7デイズ・オブ・ファンク」のアウトテイクか?


 昨年8月に全米公開され、音楽伝記映画としては史上最大のヒットとなった『ストレイト・アウタ・コンプトン』が業界に与えたインパクトは大きい。映画界では、当然のごとく便乗作品が登場。まずは、去る4月2日に日本上陸した『N・W・A&EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』が挙げられる。イージー・Eを中心にN・W・A史を追った同作は、劇映画ではなく、当事者たちの証言映像を集めたドキュメンタリーだ。また、『ストレイト・アウタ・コンプトン』の後半で暴虐の限りを尽くす極悪社長シュグ・ナイトを主役に据えて描く『シュグ・ナイト物語』(仮題)のプランも別途進行中と聞く。

 そんな時代、時ならぬ西海岸ヒップホップ再興気運が高まる今、再びの暗躍を見せている男がいる。

 本連載の第1回、第2回で取り上げたスヌープ・ドッグのラスタ入信を追うドキュメンタリー映画『ロード・トゥ・ライオン』を覚えているだろうか? あれを観た人ならば、スヌープの取り巻きがジャマイカの山道でスッテンコロリンと転ぶシーンに笑撃を覚えたはずだ。その男がダズ・ディリンジャー。スヌープのイトコにしてラッパー、今回の主役である。

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