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【脚本家】林賢一の優雅で感傷的な説明書【3】

「PASMOに関する約款をガチ読みしたら、ぶっ飛んだ!」

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――誰も読んでない説明書をきっちり読んでみた

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PASMOのあのキャラクターは、「PASMOのロボット」という当り障りのない名前。実質、名前がないに等しい。

 PASMOが欠かせない時代だ。もはやICカード乗車券であるPASMOなしで電車に乗ることなど考えられない。そんなPASMOの取扱規則を一文字残らず読了した者は私a.k.a孤高の説明書リーダーくらいであろう。なにせ面倒くさい。でも私は読みたい。細部こそ物事の本質が詰まっているからだ。早速、読み始めると、こんな文面が飛び込んできた。

【カードの交換、使用(中略)を行った日の翌日を起算日として、10年間これらの取扱いが行われない場合には、PASMOは失効する】

 引き出しの中に眠っているPASMOがある、もしそんな奇特な方がおられたら、すぐに使用してほしい。残高が失効するのは避けたいところだ。続いて気になったのは……。

【当社はPASMOを発売する際に、デポジットとしてPASMO1枚につき500円を収受する。▼使用者がPASMOを返却したときは(中略)当社はデポジットを返却する】

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