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脱力ニュース・ジャパンNo.95

[今月の教訓]シャッターチャンスに気をつけろ

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事件の向こうに世相が見える──「何がどうしてそうなった」世にあふれる珍事件・怪騒動・不思議ニュースに光を!

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 ヤクルトのバレンティンが本塁打の日本記録を49年ぶりに塗り替えた。従来の記録は王貞治の55本。これまで外国人選手の記録更新を対戦相手チームの監督として四球攻めで阻んできた王(「指示はしていない」と言っているが、「勝負しろ」と命じなければ指示したも同然)も、今回は指をくわえて見ているしかなかった。

 本塁打の記録がこれだけ注目されるのは、やはり“野球の華”と言われる派手さとカタルシスがあるからだろう。当然、スポーツ報道においても外せないポイントである。

 そんな本塁打の場面を別の写真で偽装していたのが【記事A】の男性写真記者(28)。「実際には本塁打を放った打席ではない選手の写真を、本塁打の打席だと偽って配信していた」とのことで、本人いわく「本塁打を撮り逃してしまった失敗を言い出せず、他のコマでもわからないという甘い気持ちがあった」って、枯らしたアサガオの観察日記を適当にウソ書いてごまかす小学生か! 試合中、全打席全球に集中してカメラを構えているのは大変だとは思うけど、それが仕事なんだしねえ。

 ちなみに発覚した偽装は、7月14日の阪神-DeNA戦のブランコ、昨年9月4日のオリックス-ロッテ戦の根元俊一、同5月19日の阪神-楽天戦のテレーロの本塁打シーン。バレンティンと打点王を争う強打者ブランコはともかく、ロッテ根元は昨年9本塁打、楽天テレーロなんて昨年1年だけの在籍で打率1割5分3厘、本塁打は1本のみ。まさか打つとは思わず油断してたんだろうけど、唯一の本塁打を撮り逃したのは逆に罪が重いとも言える。

 逆に、撮らなくていいものを撮って痛い目にあったのが【記事B】。スマホで女性のスカート内を盗撮していた会社員の男(47)が、「盗撮しただろう。警察に行こうか」などと迫られ、口止め料として現金50万円を脅し取られたという。脅したほうの男(28)は恐喝容疑で逮捕。「自分も悪いが、盗撮したことも悪い」って、そりゃまあ一理ありますな。

 一方、同じ商業ビル内で歩きながらスマホを見ていた20代の男性2人に「盗撮していただろう」と因縁をつける事件も発生。こちらは一理もない行為だが、同種の事件が相次いでいるそうで、とりあえず「歩きスマホ」はいろんな意味で危険なのでやめましょう。

(新保信長)

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