サイゾーpremium  > 限定  > 【ザ・コレクターズ】が紅白に物申す!
インタビュー
【限定】ザ・コレクターズ『99匹目のサル』発売記念インタビュー(前編)

『紅白歌合戦』にザ・コレクターズが苦言を呈す!? 「口パクか生演奏かどっちかにしてくれ!」

+お気に入りに追加

 今年1月23日、19枚目のアルバム『99匹目のサル』をリリースしたザ・コレクターズ。結成26周年を迎える大御所ながら、ここ1~2年は“ブレイク前夜”と言われ続ける彼らに、その心境と同作への意気込みを聞きに……行ったはずだったが!?

1304_collectors.jpg
ザ・コレクターズの2人
(写真/後藤秀二)

加藤ひさし(以下、加藤) うわー! 「サイゾー」、あぶねー雑誌だなー(サイゾー1月号を見ながら)。なんかさあ、この雑誌、俺のFacebookみたいになってるよ。

――じゃあ、加藤さんのFacebookも十分あぶないじゃないですか(笑)。と、まあ、早速脱線しましたが、、ザ・コレクターズ19枚目となるアルバム、『99匹目のサル』の発売を記念してのインタビューということなんですが、デビュー26周年目にして「ブレイク前夜!」と言われていることについて、どのように捉えられていらっしゃいますか?

加藤 もうさあ、「ブレイク前夜」ってやめてよー。俺たち、ずっとそう言われてるんだよ。

古市コータロー(以下、古市) その長い夜をずっと越せない、みたいになってるよね(苦笑)。

――とはいえ、お2人のポッドキャスト「池袋交差点24時の影響で、ここ数年、その人気が広がっていることは確かですよね。そんな中で、今回のアルバムを制作するに当たって、これまでと意識が変わった部分などはありましたか?

加藤 ないっ! まったくないね。ただ単に、「19枚目のアルバムをしっかり作りました」っていうだけだよ。「もっと売れたい」とか「ブレイクしたい」とか、そういう思いは常に持ってるけど、だからって、今はやりそうな音楽を取り入れようとか、そういう変化はない。

――確かに、どのアルバムを聞いても、一環した方向性を保っていらっしゃいますよね。

加藤 そりゃそうだよ。君が2歳の頃からやってるからね【編註:インタビュアーは28歳】。君が1歳の頃に、僕とコータローくんは出会ってるわけだから。歴史が違う。

――おっしゃる通りです。ちなみに、ポットキャストのシーズン1の「P」【編註:「池袋交差点24時」のリスナーのこと】は昔からのファンの方が多かったんじゃないかな、と思いますが、シーズンを重ねるごとに、Pの皆さんの世代も広がりましたか?

加藤 メール読んでると、ほんと幅広いよね。年寄りもいるし、若いのもいる。

古市 そうそう、13歳の子とかいるよね。その子がまた、熱心にメールを書いてくれてるんだよ。

――その影響で、ライブの客層にも変化はありましたか?

古市 まあ、ライブに関しては、長くやってるからっていうのが一番大きいだろうからね……。

加藤 うーん、ポットキャストを始めたことで劇的に変わった、っていうのはないね。ただ、やっぱり多少は影響してるんだろうなあ、とは思う。最近は、ライブ慣れしてないようなファンが来てくれてたりするから。

――ポットキャストを聴いて面白かったから、ライブにも思い切って来てみたけど……

加藤 どうしよー! みたいな人をたまに見かける(笑)。「ああ、なるほど、この人は初めてライブハウスっていうところに来たんだな」ってわかるんだよね。

――コレクターズといえば、渋谷の「クラブ クアトロ」さんのマンスリーライブのイメージがありますが、あの場所でやり続けていることにも、何かこだわりはあるんですか?

加藤 そりゃあ……なんつったって、サイゾー的に言ったら儲けが一番いいからだよねえ。

古市 もっとサイゾー的に言えば、電通と芸能界のカンケイ(サイゾー1月号「電通と「芸能界の癒着」特集参照)みたいなもんだよねえ。

加藤 そうだねえ、サイゾー的に言えばそうなるよね。だからもう、電通と芸能界の癒着と一緒で、クアトロと我々の間にも、長い付き合いの中で癒着構造みたいなものが出来上がってるわけですよ。

古市 そう。だからスケジュールも取りやすい、パルコのチラシにも出やすい、っていろいろあるわけですよ。

――(笑)。先ほど、ポッドキャストの影響はあまりないとおっしゃっていましたが、とはいえ、ここ数年は客数も増え続けているんじゃないですか?

加藤 増えてるっちゃあ増えてるけど……コレクターズは1987年にデビューするんだけどね、そのあと89年頃にバンドブームがあって、92年頃には渋谷系ブームがあって、当時はみんながCDを買って、ライブにじゃんじゃん足を運ぶ時代だったわけよ。ちょうどその渋谷系ブームの時に、俺たちの「世界を止めて」っていう曲もヒットして、客数で言ったら、その時のほうが断然多いんだよね。

古市 そりゃそうだよ、(当時のほうが)全然多かったよ。

加藤 ところがやっぱりさ、99年くらいから、だんだんだんだん「CDが売れない」って言われ始めてさ。CDの売り上げも実際に下がってきて、いろんなバンドがいなくなって……だから、もしその頃をスタートラインとして考えるなら、今また上り調子であることは確かだよね。ただ、「じゃあ、今がコレクターズのピークか?」って言われるとそうではなくて、もっとたくさん客を集めてた時代があったんだよ。


Recommended by logly
サイゾープレミアム

2022年1・2月号

狂騒のSDGs

狂騒のSDGs
    • 日本で【SDGs一大ブーム】の理由
    • SDGsの【17項目】のおさらい
    • SDGsを推し進めるのは【戦コン】?
    • 【ユニクロ】ファッションと人権問題
    • 【米中関係】から見るウイグル問題
    • 世界のサステナブル【大麻ビジネス】
    • 大麻政策のための【2030アジェンダ】
    • 【古坂大魔王】SDGs推進の内幕
    • 【SDGsソング】寸評会
    • SDGs曲【Lige goes on】制作秘話
    • 【SF思考】が世界で注目を集める理由
    • 【ジブリ】を見れば、17目標がわかる!?
    • スタジオジブリ作品の【持続可能性】
    • 【高畑勲・宮崎駿】と若手監督との違い
    • 【マーベル】の新ヒーロー像
    • 貧困に肉薄する【ドキュメンタリー】
    • 【グレタさん叩き】と日本の社会意識
    • アジェンダ21と【陰謀論】
    • SDGs関連の【国連】陰謀論

「中尾百希」アパレル経営者がグラビア挑戦!

「中尾百希」アパレル経営者がグラビア挑戦!
    • 【中尾百希】アパレル経営者グラビア!

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【マルサの女】鈴木ふみ奈
    • 【笹 公人×江森康之】念力事報
    • 【後藤直義】GHOST IN THE TECH
    • 【丸屋九兵衛】バンギン・ホモ・サピエンス
    • 【萱野稔人】超・人間学
    • 【クロサカタツヤ】ネオ・ビジネス・マイニング
    • 【神保哲生×宮台真司】マル激 TALK ON DEMAND
    • 【辛酸なめ子】佳子様偏愛採取録
    • 【小原真史】の「写真時評」
    • 【大石始】マツリ・フューチャリズム
    • 【グレイテスト・ラウンドガール】ウィンターパーティ
    • 【西国分寺哀】大丈夫?マイ・フレンド
    • 自殺願望を傾聴する【僧侶】の哲学
    • 【田澤健一郎】体育会系LGBTQ
    • 【AmamiyaMaako】スタジオはいります
    • 【DJ DARUMA(PKCZ(R))& JOMMY】BLACK PAGE
    • 【DokiDoki Live】人気ライバーの川柳選評
    • 【町山智浩】映画でわかるアメリカがわかる
    • 【友清哲】ビールの怪人
    • 【更科修一郎】批評なんてやめときな?
    • 【花くまゆうさく】カストリ漫報