サイゾーpremium  > ニュース  > 社会  > 【社会】安倍首相肝いりの会議で楽天三木谷がKY発言連発
ニュース
楽天・三木谷はお騒がせ男? それとも改革者?

安倍首相肝いりの会議で楽天三木谷がKY発言連発

+お気に入りに追加
1208_rakuten_01.jpg
『成功のコンセプト』(幻冬舎文庫)

「アベノミクス」ともてはやされる安倍政権の経済政策運営。今のところは順調に進んでおり、国民からの評判も上々だ。しかしその裏で、経済政策の具体策を議論する「産業競争力会議」をめぐる不協和音がささやかれている。

 この産業競争力会議とは、安倍政権で成長戦略の司令塔役として設置された「日本経済再生本部」傘下に置かれ、安倍晋三首相を議長に戴き、麻生太郎副総理兼財務相など関係閣僚と民間議員で構成。民間議員には、長谷川閑史・経済同友会代表幹事(武田薬品工業社長)や新浪剛史・ローソン社長などの企業経営者のほか、小泉政権時代に経済財政諮問会議を取り仕切ったことで知られる竹中平蔵・慶応大学教授など学識関係者も選ばれている。2月26日の会合では、TPP参加交渉について「一刻も早く交渉入りすべき」と安倍首相に具申するなどニュースでも話題になったが、ある政府関係者は「三木谷さんが会議をひっかき回していて、浮きまくっている」と語る。

「三木谷さんは『官僚の思い通りにはさせない』という思いが強いようで、民間議員側が会議の主導権を握るように主張してはばからない。本人は大役を任されてやる気満々なんでしょうが、そのため会議がうまく進まなくなっていて、政府側だけでなく民間議員の間からも『困ったものだ』という声が出るようになっている」(政府関係者)

MEMO楽天三木谷
1997年に設立された楽天株式会社の創業者で、現・代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏のこと。2012年6月には、自らが先頭に立ち、新経済連盟なる経済団体を立ち上げた。

 実際三木谷氏は2月18日の会合後、記者団に対して「官僚もやりたいことがあると思うが、基本は民間の提案をベースに新戦略を作るのだから、それが具体的にできるようにしないといけない」と発言するなど、官僚主導で会議が進むことを牽制。この発言を伝え聞いた政府関係者は、「会議の進め方まで指示される必要はない」と、憤然とした表情を浮かべた。

 そんな三木谷氏が官僚主導を止めるための“武器”として放ったのが、同会議の事務局に民間出身のスタッフを入れるようにという要請。先述の通り同会議の事務局は経済再生本部であり、経済産業省や内閣府、財務省などから集められた官僚が、議論のたたき台作りや省庁間の調整など会議の下準備を行っている。これに対し三木谷氏は「会議の運営方法として、議事の進行や議事録作り、最終的に報告書を取りまとめるときに民間側の提案がしっかりと反映されないと意味がない」と主張し、事務局への民間スタッフ送り込みを強硬に訴えたのだ。当初、事務局側は「別に民間人のスタッフが入っていなくても、民間有識者の意見はしっかりと取り込める」と拒否したが、三木谷氏は納得せず、最終的に競争力会議を取り仕切る甘利明・経済再生担当相に直談判したのだという。

「甘利大臣も周囲に対して、『別にそんな細かいことにこだわらなくてもいいだろうに』とぼやいていたそうだが、竹中さんや長谷川さんも三木谷さんの提案に同調したことで流れが決まり、経済団体などから民間人スタッフ4人程度が入ることで決着させた。甘利大臣は『ポスト安倍』の座を狙っており、そのためには経済政策を成功させなければならず、産業競争力会議を混乱させないためにも折れざるを得なかったというわけだ」(全国紙経済部記者)

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年11月号

Netflix(禁)ガイド

Netflix(禁)ガイド
    • SNS時代の【アメリカ】動画
    • ケガしても【拡散希望】の狂気
    • 海外ポルノ界の【全裸監督】たち
    • 本家【全裸監督】の海外での評判は?
    • 【小林直己】ネトフリで世界進出
    • 世相を反映【ディストピアSF】傑作選
    • 【A-THUG】が推すドラッグ番組
    • 下品なだけじゃない【恋愛リアリティ番組】
    • 【恋愛リアリティ番組】一挙レビュー
    • 【みうらうみ】ネトフリドラマグラビア
    • ネトフリ人気作の【エロ依存度】
    • 【人気作6作】のエロシーン検証
    • 【奈良岡にこ】再生数アップのサムネ術
    • 【スタンダップコメディ】作品のトリセツ
    • 【スタンダップコメディアン】が語るAマッソ問題
    • 【クィア・アイ】と女言葉翻訳の問題
    • 【差別語】翻訳の難しさ
    • 配信で見返す【90年代ドラマ】
    • タブーな【民法ドラマ】6選

収監直前ラッパーD.Oの告白

収監直前ラッパーD.Oの告白
    • 【ラッパーD.O】悪党の美学

NEWS SOURCE

    • 【関電スキャンダル】3つのタブー
    • 【あいちトリエンナーレ】騒動の余波
    • 【浜崎あゆみ】ドラマ化と引退疑惑の真相

インタビュー

    • 【松本妃代】──実は踊れる演技派女優
    • 【FUJI TRILL】──モッシュを起こすヒップホップDJ
    • 【Neon Nonthana & Eco Skinny】──カップルの日常ラップ

連載

    • 表紙/福井セリナ「ポッと入ったんです。」
    • 【石田桃香】紫に包まれる肢体
    • 【真帆】がいるだけで
    • 【日本】で新しいことができないワケ
    • 【萱野稔人】宇宙生物学と脳の機能から見る人間(後)
    • 追悼【高須基仁】という男
    • 不要な【アレンジ】おもてなし魂
    • 【Lizzo】女性MCたちの一斉開花
    • 町山智浩/【ハスラーズ】ストリッパーの逆襲
    • 【アメリカに依存する】日本のサイバー戦争対策
    • 小原真史の「写真時評」
    • 五所純子「ドラッグ・フェミニズム」
    • 笹 公人「念力事報」/TOKIOの晩年
    • おたけ・デニス上野・アントニーの「アダルトグッズ博物館」
    • 稲田豊史/【愛がなんだ】がヒットする日本のヤバさ
    • アッシュ・ハドソンの「アングラ見聞録」
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 元エンジニアが作る【古代クジラ】を冠したビール
    • 更科修一郎/幽霊、TVの国でキラキラの延長戦。
    • 『花くまゆうさくの「カストリ漫報」』