――小倉優子の独立騒動が泥沼化しそうだ。2010年11月に小倉が一方的に所属事務所「アヴィラ」に対して、契約解除の通知を送付。対するアヴィラ側は、彼女のテレビなどへの無断出演を禁じる仮処分を東京地裁に申請した。この間、アヴィラ側は、小倉の脱税疑惑をマスコミにリーク。小倉の報酬の一部を、取引実態のない彼女の親族の会社に振り込んでいたというもので、露骨に"小倉潰し"に走りだしたかに見えた。
アヴィラの公式HPより。
「ところが、アヴィラのオーナーで、 実質的な代表である牧野昌哉氏は『リークの件はやりすぎた』と反省気味。小倉にしても、同じく移籍騒動の最中の眞鍋かをりにしても自分が育てたタレント。本当の怒りの矛先は、彼女たちではない」(事情を知る芸能記者)
事の発端は、09年に牧野氏が脱税で逮捕されたことだった。この事件の捜査で、眞鍋の自宅も家宅捜索の対象になるなどしたことで精神的苦痛を受けたとし、眞鍋が契約解除を求める訴訟を提起したのだ(現在も係争中)。
「牧野は、自分が逮捕されたことで眞鍋との信頼関係が失われたことは認めています。だからといって、眞鍋に移籍をそそのかした人間が許せなかったんです」(アヴィラ関係者)
その許せない人物とは、『とくダネ!』(フジテレビ系)で眞鍋と共演している小倉智昭(以下、小倉智)だという。現在、眞鍋の窓口は、ノースプロダクション。大手制作会社イーストのグループ会社だ。小倉智の所属するプロダクションも同グループということもあり、彼がノースにマネジメントをするよう口利きしたというのだ。
「多くの番組制作にかかわるイースト傘下に入ったことで、眞鍋も仕事に困ることがない。テレビ局や制作会社に対して影響力を持つ大手芸能プロや音事協(芸能プロの業界団体・日本音楽事業者協会)加盟の芸能プロからの移籍だったら、こうはいっていない。牧野氏は、そうではないゆえの弱味につけ込まれた形ですが、それゆえ移籍は絶対に許さないという姿勢。こんなことを認めていたら、今後の商売が成り立ちませんから」(前出の記者)
小倉優子
1983年11月1日生まれ。02年に日テレジェニックに選ばれ、注目を浴び、「こりん星から来たお姫様」というイタいキャラを演じ、ブレイク、バラエティ番組などで活躍する。10年には、同キャラを卒業したが、その後、移籍騒動が勃発。同時期に、恋人の存在が明らかになった。
しかし、移籍騒動の最中でも仕事をこなす眞鍋を見て、「アヴィラには、移籍を食い止めたり、仕事を干してしまうような力がない」と判断した、ある芸能プロが小倉の引き抜きを画策。小倉に「契約解除通知ひとつで移籍できる」などと入れ知恵したというのが、前出のアヴィラ関係者の見方だ。
さらに、小倉の背後には、この芸能プロのほか、SMAPのチーフマネージャーのI女史もついたという。
「小倉の婚約者であるヘアメイクアーチストが、SMAPの担当のため、I女史も力を貸そうとしたそうです。でも、ジャニーズの力の前でも牧野氏は一歩も引く気配がない。一方的な契約解除が認められない、12年末まで有効の小倉との所属契約書があり、法的には負けないという絶対的な自信を持っているからです」(大手プロ幹部)
そのため、ここにきて、I女史はおろか、当初、小倉を引き抜こうとした芸能プロも、彼女からは距離を置きだしたといわれているが、それも法的不利を認識しだしたからかもしれない。眞鍋とは異なり、現在の小倉は宙ぶらりんの状態のようだ。
「小倉にとって最良の選択は、アヴィラと交渉を持った上での結婚・休業でしょう。泥沼の中で無理やり芸能活動を続けようとすると、婚約者にも迷惑がかかりかねず、破局の引き金になりかねない」(同)
天然に見せて、意外としたたかな、ゆうこりんの選択はいかに!?
(編集部)