サイゾーpremium  > 限定  > 異端児は、北京でヒーローとなり得るか!?...
スポーツ誌じゃ読めないマル秘ガイド【6】

異端児は、北京でヒーローとなり得るか!? ヒール石井慧の活躍に頭を悩ます日本柔道界

+お気に入りに追加

 男子100キロ超級代表の石井慧は、柔道界の異端児である。
 
 これまで日本の柔道は、常に相手と組み合い、「一本」を取ることを美徳としてきた。僅差のポイントで決まる勝負を良しとせず、先日引退した井上康生のように、そのままタイムアップを待てば勝てたかもしれない試合終盤に大技を狙い、相手に返されて敗れたとしても「得意の内股が返されたのだから仕方ない」と言って引退を決めたいさぎよい姿勢こそ、日本柔道の鑑と言える。

 しかし、石井の柔道は井上と対極にある。「一本」は捨て、とにかく相手に自分の柔道をさせず攻勢を保って優勢勝ちを呼び込む。相手をキレイに投げ放つことでなく、あくまで勝利にこだわる姿勢を貫く。

「一本を狙うことはリスクを伴う。一本でなければ勝てなかったり、オリンピックに出場できないのなら狙いますけど、違いますよね? 僕は勝つことに対してハングリー。だから一本は必要ないっす」

 日本のすべての柔道家が憧れる舞台であり、「五輪で勝つことよりも難しい」と例えられる全日本選手権も、石井にしてみれば「しょせん、日本の大会。ちっちゃい、ちっちゃい。あくまでオリンピックの予選でしかない。僕の目標は世界」と言い切るのだ。


Recommended by logly
サイゾープレミアム

2026年11月号

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界

ドーパミン時代の沼化するエンタメ業界
    • 「沼化」するエンタメ業界
    • 膨らみ続けるグラビア市場
    • SNSがつくる「あなたの好み」
    • 映画界ハラスメントの実態
    • ゲーム実況者の高齢化問題
    • PS、ディスク販売廃止の衝撃
    • 私たちは「ドパガキ」なのか
    • AI時代の「生歌」の価値
    • 「ニコ生ホラー」とは何だったのか
    • テクノロジーが広げる学びの未来
    • AI時代のサイバー攻撃
    • リングを彩る美女たち
    • 〈Cosplay beauty〉もちむぎ

NEWS SOURCE

インタビュー

    • 滝藤賢一、名バイプレイヤーの境地
    • 唯一無二の音楽家・水槽
    • 小八重葵美が得たもの

連載

    • [マルサの女]高橋凛
    • 神保哲生×宮台真司の「TALK ON DEMAND」
    • 萱野稔人と巡る「超・人間学」
    • ドクター苫米地に聞け!
    • 井川意高の天上夜想曲
    • 韮原祐介の匠たちの育成哲学
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • GROOVE SEQUENCE
    • 笹 公人×江森康之の「念力事報」
    • 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
    • 花くまゆうさく『カストリ漫報』
サイゾーパブリシティ