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第1特集
美術雑誌が絶対書かない村上隆批評【4】

FumiYARtをリスペクトするのも戦略? メディア受けを狙いすぎた村上隆の90年代

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──"ゼロ年代"に躍進した感のある村上隆だが、"90年代"からアーティスト・村上隆は存在していた。では、その時代における彼の実像とは、いかなるものだったのだろうか? 当時のメディアを参照しながら、過去をほじくり返したい!

藤井フミヤことFumiYARtの公式HPより。

 80年代後半、日本のアートの話題は常に関西発だった。由緒正しい国際芸術祭のべネチア・ビエンナーレには、88年に森村泰昌と石原友明、90年にコンプレッソ・プラスティコと松井智恵らが選出され、ほぼ全員が関西出身だったし、美術誌で早くから脚光を浴びていたダムタイプ、椿昇、ヤノベケンジらもしかりである。そんな状況下で東京に現れた得体の知れない新人が村上隆であった。

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