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幅広いフィールドで活躍する彼女のプロ根性を、CM音楽制作秘話に見た!

多才多芸なヒットメーカー 菅野よう子が、"プロの音楽家"たる所以

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幅広くファンを持つ菅野女史。(撮影/有高唯之)

「最初はCDを出すのに拒否感があったんです。CM音楽って、一回で耳に残る強引さが必要。だから、まとめるとウザイかなって(笑)」

 ニコニコと話すのは、作・編曲家の菅野よう子さん。アニメ『マクロス』シリーズや『カウボーイビバップ』(テレビ東京)などの音楽を手掛けるほか、映画、ゲーム、CMと多岐に活躍し、アニメ好きはもちろん、世界中のコアな音楽好きからもリスペクトされる、知る人ぞ知るヒットメーカーなのだ。

 そんな彼女の最新作は、これまでに携わったCM音楽を集めた作品集『CMようこ2』。1992~08年に放送された30曲を収録し、ドコモやトヨタ、資生堂など一流企業がズラリと並ぶ。しかし、音楽家にとってCM音楽を作るのは、何かと制約が多くてやりづらい仕事ではないのだろうか?

「確かにCM制作の現場って、企業内で意見の対立が起こってることが少なくなくて、音楽への注文にしても、『遅い曲が合う』『いや、速い曲がいい』とかバラバラ。それをひとつずつ聞いていくので、もはやカウンセラー状態です(笑)」

 企業側の無茶な注文にこたえ、全員が納得する音楽を作るのが「面白くてたまらない」そう。普通はプレッシャーに感じる状況を楽しむとは、まさにプロ。

「あ、でも、CM音楽を作るようになったばかりの頃、化粧品メーカーにノーメイクで打ち合わせに行ったら、うちの社長に『口紅くらいしろ』と怒られたことがあります(笑)。それを踏まえて、アイスのCMを作るときに『アイス大好きです!』って言ったら、1年分もらえたことがありましたね~」

 と、けらけら笑う。デビュー13年目の菅野さん、今後はミュージカルに挑戦したいそうで、「ブロードウェイに進出したい!」という。7月にはさいたまスーパーアリーナでコンサートも予定しており、テレビで聞いたあの曲を、生で堪能できるチャンスかも!
(乾 千乃)

かんの・ようこ
宮城県生まれ。作曲家、編曲家、プロデューサー。早稲田大学在学中に、「てつ100%」のキーボードとしてデビュー。解散後は映画音楽などのほか、SMAP、元ちとせなどアーティストたちのプロデュースや楽曲提供も行う。今年7月7日、さいたまスーパーアリーナにて、「YOKO KANNO SEATBELTS『超時空七夕ソニック』~次回公演は22世紀を予定しております。~」の公演を予定。

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『CMようこ2』
08年に配信・発売したCM作品集『CMようこ』の第2弾。ドコモや、HottoMottoなど昨年オンエアーされた新しいものから、宮城ご当地ソングまで、菅野よう子の多彩さがよく表れた一枚。
価格/2730円(税込) 発売/Grand Funk Inc.


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