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〈検証〉そろそろヤバい? まだイケる?

品行方正の椎名林檎は、もはや賞味期限切れ!?【前編】

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──1998年のデビュー後、一大社会現象を巻き起こした椎名林檎。だが、03年のソロ活動終結後、ヒットは激減。さらにこの3月には芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、かつての暴れぶりが嘘のような品行方正さでファンたちを困惑させた。そんな彼女が、5年半ぶりに完全なソロでの新曲をリリースすると発表。椎名林檎は再び邦楽シーンに君臨することができるだろうのか?

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イラスト/川崎タカオ

 1998年、その数年前まで時代を牽引していた小室ファミリーや、ビジュアル系などが下火となりつつあったJ-POPシーンに、突然変異のごとく現れた歌姫「椎名林檎」。一躍、時代の寵児となった彼女も、昨年でデビュー10周年を迎えた。

 椎名林檎は2ndアルバム『勝訴ストリップ』発売後の「3rdアルバムのリリースをもって、『椎名林檎』としての活動を休止する」という本人による"椎名林檎の封印宣言"(理由は後述)通り、03年の『加爾基 精液 栗ノ花』リリース以降、東京事変の一員としてバンド活動を続けてきた。それゆえ、デビュー10周年の区切りとして、昨年「(生)林檎博」なるソロ活動の集大成ライブを行ったが、その後は再びバンド活動に専念するかと思われていた。しかし、その矢先、なんと今年5月にソロ名義でドラマ『スマイル』(TBS)の主題歌となるシングルをリリースするというニュースが舞い込んできた。

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