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正行&志麻子の「愛のズルむけい地」第21回

男と女は騙し騙され!?ズルむけ的「詐欺考」

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正行 いやー、また打率が上がりましたよ!

志麻子 プロ野球ですか? それとも合コン?

正行 いえ、陣内智則・藤原紀香離婚で、ウチの親父(徳光和夫)が披露宴の司会をしたカップルの"離婚率"が、また上がっちゃいました(笑)。

志麻子 でも、お父様は、5月にはあの川島なお美様の披露宴の司会もされるそうで。以前、なお美様と仕事でご一緒したことがあるんですが、セレブな愛犬家を売りにしているはずなのに、楽屋で飼い犬の史奈紋ちゃんたちを「犬!犬ー! 犬はどこ? 捕まえておいてよ!」と、ただの犬呼ばわりしているお姿を拝見して、一気にファンになりました。

正行 人間っぽくて素晴らしいですね!そんななお美様なら、招待客600人の5億円披露宴をやっておいて2年持たなかった陣内紀香組みたいに、"ご祝儀返せ"コールが起こるなんてことにはならないでしょう(笑)。

志麻子 「金返せ」といえば、未公開株の売買をめぐって詐欺と恐喝未遂の罪に問われていた、我らが"黒アイドル"羽賀研(二)ちゃんも、証人が偽証罪で起訴されて、無罪から一転有罪の危機だそうですね。研ちゃんって、呼吸するように嘘が吐けるんじゃないかしら。「魂の詐欺師」とでもいうか。「僕はやってないんです」と言えば、研ちゃんの中では本当にやってないことになるんです。まぁ、詐欺師一般にいえるんですが、「騙されてでも、いい気分になりたい」とか、「うわべだけでもいいからチヤホヤされたい」っていう欲につけ込むのがうまいですよね。

正行 加害者が一方的というわけではなく、加害者と被害者の両者が一緒に芝居をしていることってありますよね。

志麻子 明らかに騙されている女性の話を聞いたことがあるんですが、彼女、東幹久似のバブリーな自称・弁護士に会ったその日に求愛されたとかで舞い上がって、どう考えても怪しいのに客観的に見ようとしない。案の定、金を巻き上げられたまま逃げられたんですが、「何かのアクシデントがあって姿を消しただけで、いつか私を迎えに戻ってくるんだ」と思い込んでるんですよ。彼女のプライドが、「チンケな詐欺に引っかかってしまったバカな私」を認めようとしないんです。

正行 本当は男じゃなくて、自分をかばっているわけですね。

志麻子 あと、ホストクラブで尋常じゃない金の使い方をする女は、間違いなく詐欺師だそうです。

正行 確かに、正業で地道に稼いだ金を、パーッとは使えませんよ。

志麻子 多くは洒落っ気ゼロの、ひどいのになると、ボブ・サップとマイク・タイソンを混ぜて女装させたようなオバハンで、一晩で500万円とか使うそうなんです。「私がもしそのオバハンなら、その金で整形するのに」って、知り合いのホスト君に言ったら、「いや、それは間違いですね。ホストクラブでは、美人より金持ちのほうが位は上ですから」って。ある意味、金の価値を知ってるんですよ、彼女たちは。

正行 騙されるといえば、エロの世界では普通というか、そこを乗り越えなきゃダメですよね。

志麻子 東スポなんてそう。風俗広告ページに出ているお姉さんは美人なのに、実際に店に行ったら悲惨だったとか、でも糾弾されないですから。

正行 僕も広告を真に受けて、亀有のピンサロに行ったら、ナチスのヘルメットみたいな髪形をした巨大女と、口臭のキツイ小女に当たったという悲劇に見舞われたことがあります。まぁ、"花びら回転"(複数のピンサロ嬢が交代でサービスしてくれるコース)で2回ヌキましたけど。

志麻子 今春、高校に入るうちの息子も、いつか連れて行ってほしいわ。チ◯コだけは立派にムケてますから!

春爛漫!青少年よ、もっとダマされろ!?

正行 そういえば、また韓国で女優(チャン・ジャヨン)が自殺しちゃいましたね。一部報道では、性的接待が嫌だったと遺書にあったとか。韓国の芸能界で自殺が多いのは、なぜなんでしょう?

志麻子 韓国は、芸能人でも芸術大学を出ていなくてはバカにされるような学歴社会ですから、お嬢ちゃん・お坊ちゃんが多いんです。日本みたいに水商売上がりとかで、性根が据わったタレントはまずいない。あと、ゴシップ誌がないのも、打たれ弱い一因かも。半裸のグラビアなんて、とんでもないですし。でもその一方、風俗は本番だけなんですよね。まぁ、あの民族が手やおクチだけで許すわけないですから。いつも思うんですが、日本人って「あの人の人間性は嫌いだけど、仕事は認める」とか、多面的に捉えられるじゃないですか。でも、韓国人は好き嫌いだけで、全人格を判断しますからね。

正行 だから、ネットの悪口もすごいんでしょうか?

志麻子 私、自分の悪口を読むの、だーい好き!むしろ「ファンです!」とか「本を読んで感動しました!」とか言われると、いたたまれなくなるんです。「こんないい人を騙していいんだろうか......」って。取材とかでお世辞を言われる日が続くと、心のバランスを取るために、私の悪口を書いているようなサイトをわざわざ見に行きますもん。批判的な人のほうが、的確に私の短所を指摘してくれてたりしますしね。

正行 何か感想を言ってくれるとき、ただ「良かったよー」っていうのは、頭に「どうでも」がつくんですよ。耳に痛いアドバイスをくれるほうが、むしろ愛情だったりしますからね。そういえば、ガッカリ続きの芸能人専門レーベル「MUTEKI」が、新レーベル「MUTEKI EXCHANGE」を立ち上げるそうですが、どこまで期待していいのやら。

志麻子 そろそろ、華原朋(美)ちゃんも出ようよ~。

正行 そのときは朋ちゃん仕様に、普通は60分のところ、尺を90分に延ばして、うち30分をちゃんとした曲のPVにするのはどうでしょう?そうすれば、歌手としての面目も保てると思うんですけど。

志麻子 男優の役名が、「大室哲哉」とかね。

正行 いいなぁ!僕、作りたいですよ。まだAVが存在しなかった中坊の頃、「ダイヤルQ2」で「あのアイドル◯◯の楽屋裏潜入!音声」とかが聞けるエロサービスがあったんです。ドキドキしながら電話してみると、「あー、今日のライブ疲れちゃったぁ!ラララ~♪(とヒット曲を鼻歌で)あれ?なんでこんな楽屋にバイブが置いてあるのかしら?(ウィ~ン)あっ、あぁぁ~イイ~」とか、もうバレバレのエロ音声が聞こえてきて(笑)。そういう素敵な騙され方を、青少年はしなくちゃいけないんです。その大切さを、ぜひ後世に伝えたいですね!

志麻子 それは詐欺じゃなくて、立派なエンターテインメントですもんね。私、台本を書いてみたいわぁ。女性向けにキ◯タクとかを主役にして、「ん?なんでこんなところにアナルバイブが?マジヤバくね?」とか。

正行 「……ちょ、待てよ。(グイィン)ああっ!青い稲妻が~!」とか。それは男の僕でも聞いてみたい。ぜひやってくださいよ!

<今月の業人間♂>

代表作はVシネマ『サギ師一平』シリーズ
羽賀研二
1961年、沖縄県出身。元タレント、実業家。本名・當眞美喜男。父親が在留米軍人というハーフだったため幼少時から苦労するも、82年、いいとも青年隊としてブレイク。梅宮アンナらとの恋愛や、ジュエリー販売など芸能以外の話題でワイドショーを賑わす。07年、恐喝未遂で起訴。翌年無罪判決を受けたものの、今年に入り、無罪の決め手となった証人が偽証罪で起訴され、一転ピンチに。

<今月の業人間♀>

パティシエ夫は「とても愛すべき"3匹目"」
川島なお美
1960年、愛知県出身。女優。青学2部在学中に女子大生ブームに乗り人気者になるが、その後出演した『お笑いマンガ道場』(中京テレビ)は黒歴史になっているという噂も。『失楽園』(日本テレビ)でヌードを披露しただけで、なぜか大女優の仲間入りをし、渡辺淳一氏との交際を経て、ワイン、犬、葉巻には一家言持つセレブ女優として君臨。今年2月、カリスマパティシエ・鎧塚俊彦氏と入籍。

<プロフィール>
とくみつ・まさゆき
1971年、神奈川県生まれ。タレント。徳光和夫の二男。『5時に夢中!』(東京MXテレビ)でカルト的人気を得、現在は土曜日『スペチャ!』(スペースシャワーTV)、月曜〜金曜日『ザ・ゴールデンアワー』(東京MXテレビ)のメインMCなどで活躍中。「まさゆキズム」〈http://www.sato-kikaku.co.jp/tokumitsu/

いわい・しまこ
1964年、岡山県生まれ。少女小説家を経て、99年、『ぼっけえ、きょうてえ』で、日本ホラー小説大賞を受賞し再デビュー。媒体を股にかけ、エロと恐怖を本音で語る最凶オバハンキャラとして活躍中。『5時に夢中!』の木曜レギュラー。代表作は『タルドンネ 月の町』(講談社)、『べっぴんぢごく』(新潮社)。〈http://www.shimakoteikoku.com/


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