サイゾーpremium  > 連載  > 彼女の耳の穴  > 彼女の耳の穴/宮下かな子

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(写真/三浦太輔・go relax E more)

Touching song

森田童子
「ぼくたちの失敗」

1976年に発表された2ndアルバムに所収、同年EP化もされた。1993年、ドラマ『高校教師』(TBS)の主題歌として大ヒットした。


 私は昭和の歌謡曲が大好きなんですけど、そのなかでもいちばん好きなのが、山口百恵さん。「秋桜」なんかも好きなんですけど、一曲挙げるなら、やっぱり「夢先案内人」かな? 〈月夜の海に/二人の乗ったゴンドラが〉……って、ものすごく情景が浮かぶじゃないですか。歌声は芯の強さがあるんですけど、そこにちょっとはかなげで寂しそうな感じもあって。そこがすごい魅力的だなって思います。この曲は、カラオケ番組を観ていて知ったんですけど、自分がそういう昭和の曲が好きだって気づいたのは、ホントここ最近の話なんですよね。正直な話、それまでは、歌詞を意識して音楽を聴くっていう習慣があまりなくて……どちらかというと、踊れるか踊れないかで判断していたというか、頭で聴くのではなく、体で反応するみたいなところがあったんです。

 子どもの頃いちばん最初にハマったのは、ミニモニ。だったと思います。当時はモーニング娘。さんがすごいはやってたんですけど、私はまだ子どもだったからミニモニ。が好きで。一つ下の妹がいるんですけど、ミニモニ。が歌っていた『とっとこハム太郎』の映画の主題歌を、妹と一緒に歌ったり踊ってたりしていた記憶があります(笑)。たぶんまだ幼稚園の頃だったと思うんですけど。

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