サイゾーpremium  > 連載  > 彼女の耳の穴  > 彼女の耳の穴/佐藤江梨子

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(写真/三浦太輔・go relax E more)

Touching song

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モンゴル800
「NANKURU」

2015年8月にリリースされた、モンゴル800の7thアルバム『People People』に所収の1曲。沖縄の置かれた社会的状況が歌われ、彼らの政治性が色濃く反映されている。


 子どもが生まれてからはホント、Eテレの子ども番組でやっている童謡ばかり聴いてます。そこで改めて、音楽のパワーを感じているというか。いまメインで観ているのは『いないいないばあっ!』と『おかあさんといっしょ』なんですけど、その中の「しりとりれっしゃ」っていうコーナーにハマってます。子どもと2人っきりだとどうしても身の回りのことしか話さなくなるじゃないですか。そんなとき「しりとりれっしゃ」を子どもと一緒に歌うと、スムーズに会話ができるというか、そこから話が広がったりするんですよね。ホント音楽の力はすごいなって思います。

 私自身が子どもの頃は……2歳上のすごいしっかりしたお姉ちゃんがいたので、お姉ちゃんの影に隠れている、おとなしい子でした。外で遊ぶよりも、家でお人形さんと遊んでいるような……父が出張の多い人だったから、女の人に囲まれて育った感じなんですよね。テレビも、女の子が好きそうなものを姉と一緒に観ていたと思います。ただ、歌にはあんまり興味がなくて……ちゃんと聴きだしたのは、大人になってからかも。私、わりと早い時期からこのお仕事をさせてもらっているんですけど、10代の頃はホントに忙しすぎて、音楽を聴いてる時間があったら眠りたいぐらいの感じだったので。

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