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第2特集
ミュージシャンが「音楽で食う」方法【4】

ECD──働くこともヒップホップである! "貧困"と"労働"のリアリズムを歌うラッパー

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(写真/早船ケン)

──日本語ラップの一時代を築き、かつてはエイベックスに所属していたECDこと石田義則。そうした過去に比すと、貧しく見える現在の彼の生活はしかし、とてつもなく"リアル"だ。

「働けECD」というブログが面白い。書き手はベテラン・ラッパー、ECDの妻である写真家・植本一子なのだが、日記とともに家計簿が公表されているのだ。プロフィール欄には、"ECDの月給(アルバイト)は固定給16万、その他ラッパーとしての副収入少々。家賃は11万。これまで生活してこれたのが不思議でしょうがない"とある。植本は現在、子育てのためほとんど働けていないというので、生活はかなり苦しいだろう。しかし、24歳も離れた夫婦が懸命に節約し、やり繰りするさまは、生き生きとして見える。ちなみに、ECD本人は「今日の残高」という貯金残高を公表するブログもやっているし、「残高ゼロ」という曲もある。ヒップホップにおいては"マネー"と"リアル"は2大重要テーマであるが、貧困こそがリアルなのだと、昭和35年生まれのラッパーは言う。

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