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辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」【82】

インペリアルジョークで国民とコミュニケーションを 陛下のやんごとなき笑いのセンス

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──日本の未来を支える異端のプリンセス・佳子様の生態を読み解きます

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天皇陛下のユーモアセンスについては、たびたび話題になってきました。2003年、当時の皇太子同妃両殿下ご成婚10年に際しての文書では、雅子様が「ユーモアもお忘れにならないゆとりのおありになる皇太子様」と綴られています。ご即位されて天皇皇后両陛下ご結婚30年記念の記者会見では、天皇陛下は夫婦円満のために心がけていたことについて、こうおっしゃっています。「大変な時にも、『笑い』を生活の中で忘れないように、ということだと思います」と。ユーモアや笑いについて触れられるたび、ハードルが上がっているような……。どんな面白いことをおっしゃっているのか、インペリアルジョークへの期待値が高まります。

先日、天皇皇后両陛下がインドネシアを訪問された折、ジョークが炸裂した、というニュースがありました。ジャカルタの大学で、日本語を勉強する学生たちとご歓談された両陛下。それまで慣用句や日本の小説について会話されていて、その流れでひとりの学生が「『NARUTO』というアニメが好きです」という発言をしました。するとすかさず天皇陛下が「私はNARUHITO(徳仁)です」と返され、一同が大爆笑。陛下はそのあと「いや、関係は……ないんです」とひとりボケツッコミをされ、また笑いの渦に。天皇陛下のギャグに笑わない、という選択肢はないにせよ、万人が笑えるさすがのギャグセンスです。雅子様も爆笑されていました。インドネシアご訪問中は、雅子様も終始リラックスされた表情で、バティックのろうけつ染めを体験されたときは、筆先からろうが滴って「垂れちゃいました」とご発言。雅子様の飾らないご発言も貴重です。

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