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友清哲のビールの怪人【34】

我が子の故郷を豊かに! 枝豆ビールで地域おこし

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――すべてのビール党に捧ぐ、読むほどに酩酊する個性豊かな紳士録。

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本業の営業職の傍ら、クラフトビールの企画開発に取り組むYOUSUKEさん。「クラフトビールを通じて北小金の魅力を多くの人に発信していきたいです」。

外資系メーカーの営業マンであるYOUSUKEさんが、“副業”で手がけた「枝豆ビール」が好評だ。

「湯あがり娘」という千葉県松戸市産の枝豆を副原料に用い、すっきりとした喉越しの後に、枝豆由来の甘い香りが鼻腔を通り抜ける、なんとも爽やかなビールである。

「『湯あがり娘』が最も良い状態で収穫できるのは、1年の中でも7月上旬のほんの2~3日だけなんです。このタイミングを逃さず収穫した枝豆を、すぐに蒸し上げて真空パックにし、マイナス40度で急速冷凍して保管しています」

その真空パックの枝豆は、和歌山県のブルワリーに輸送され、ビールになってYOUSUKEさんの元に戻ってくる。掲げた看板は「松戸小金ビール」。松戸市内の北小金駅を中心とする小金エリアに紐づくクラフトビールブランドだ。

それにしてもなぜ、多忙な本業を抱えながらYOUSUKEさんはビール造りを始めたのか。一番の目的は、地域おこしだと言う。

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