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更科修一郎の「批評なんてやめときな?」【23】

新宗教ウォッチャーとしてはバリバリ現役の幽霊、正義と新宗教と秩序で三題噺。

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――ゼロ年代とジェノサイズの後に残ったのは、不愉快な荒野だった?生きながら葬られた〈元〉批評家が、墓の下から現代文化と批評界隈を覗き込む〈時代観察記〉

新宗教ウォッチャーとしてはバリバリの現役の幽霊、正義と新宗教と秩序で三題噺。の画像1
千眼美子の陰に隠れているが、生粋の新宗教信者……サイコパスがサイコパスを無自覚に語るという悪夢。

 龍の歯医者がエル・カンターレ(CV:子安武人)の歯医者になってしまったのによく放送できたなNHK……と思う今日この頃だが、〈元〉批評家の筆者も新宗教ウォッチャーとしてはバリバリ君、もといバリバリの現役である。家族が新宗教の現役信者なので、起きればすぐにウキウキWATCHINGだ。むしろ勘弁してくれい(ライス風)。

 そんな毎日がスペイン宗教裁判な我が家に編集部から千眼美子のアレが届いたのだが、ワイドショーで言われるほどおかしな作りでもない。自己啓発本の編集フォーマットに語り下ろしを流し込む霊言シリーズの典型的な作りで、内容的にもアイドル声優のファンブックと大差ない。その意味では『龍の歯医者』のブラックな関連商品と言えなくもない。巨大ロボットアニメとマニアのカルト的な依存関係を利用した『新世紀エヴァンゲリオン』や『天元突破グレンラガン』がヒットし、ASKAが『On Your Mark』で受信した電波フレーズから『忘却の旋律』を作ったりもしていたので、スタッフたちはこの手のもらい事故にも慣れているのだろうが、ご愁傷様である。

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