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『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第21回

「まちづくりの「はじめの一歩」はカフェにあり、人にあり。」

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通信・放送、そしてIT業界で活躍する気鋭のコンサルタントが失われたマス・マーケットを探索し、新しいビジネスプランをご提案!

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地域中小企業への企業・創業支援の状況 備考:2015年版中小企業白書より信金中央金庫  地域・中小企業研究所作成↑画像をクリックすると拡大します。

――浅草にある古民家カフェ「つむぐり」。どんぐりの語源と「紡ぐ」という言葉のダブルミーニングで名づけられた。「地方創生」という政策からもわかる通り、コミュニティの再生はこの国の先行きを左右する重要なテーマであるにもかかわらず、思うように進んでいる地域は少ないように見受けられる。お金や政策を「上から落とす」のではなく、地域に根を張り磁場を作る動きをしている人たちはコミュニティをどう見つめ、人生と重ねているのか。今回はカフェつむぐりの経営者である室伏夫妻に、創業の経緯を伺いながら、まちづくりの本質についての検討を進める。

クロサカ 僕の普段の仕事(コンサルティング業)では、個別プロダクトの限界からか、このところ業種問わず多くの大手企業から「まちづくり」に関するご相談が増えています。何をやればいいかと問われた時、「まずはカフェを作るあたりから……」と安易に話すと、「それだ!」とまた安易に反応されることも正直少なくありません。ただ、「まちづくり」って、半年や1年で結果が出るわけないですよね。ではどうアプローチすべきか、というヒントを知りたくて、今日はカフェ「つむぐり」にお邪魔しました。まず、浅草への思い入れについて……。

将成 実をいうと、自分が住んでいたということもあり、当初は浅草ではなく蔵前あたりを検討していたんです。

クロサカ ええ!? といっても東京外の方はわかりませんよね。同じ台東区ですが、浅草とは少し離れていて、文化的な背景も異なる街です。

将成 いわゆる徒蔵(カチクラ)ブーム前夜で、すでに尖った雑貨屋さんが数軒あり、ここにハブになるようなカフェがあると人が集まるだろうと考えました。カフェは客単価が低いので、経営を安定させるためには体験価値がキーワードになると当初から考えていて、デザイナーズビレッジのクリエイターを巻き込んでのイベントが事業の鍵になると思っていたんです。

クロサカ その時点で、すでにありきたりな「カフェ経営」とは違いますよね。そうだとすると、どうして今の「古民家カフェ」というスタイルに落ち着いたんですか?

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