サイゾーpremium  > 連載  > 『李策の「NKIT通信局」』北朝鮮IT技術の脅威
連載
李策のNKIT通信【3】

核操作のために開発も……北独自のIT技術の脅威

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――昨今、その資源の豊富さに注目が集まる北朝鮮。そのビジネスへの関心から、IT環境にも目がいくようなった。“生死”をかけて技術を磨く祖国・北朝鮮のIT事情を在日韓国人ジャーナリストが追いかける。

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『30日でできる! OS自作入門』(毎日コミュニケーションズ)

 国境の川・豆満江(トウマンガン)を挟み、北朝鮮の対岸に位置する中国吉林省の延辺朝鮮族自治州図們市。同市は、北朝鮮の行政機関と共同で、同国のエンジニアが大規模に就労する工業団地「朝鮮工業園」を造成し、2010年から、企業と労働力の受け入れを始めた。

 その中に、米アップル社のiPhone向けゲームアプリなどを開発する「図們市華龍科技有限公司」という名の企業がある。働くのは北朝鮮のIT開発拠点、朝鮮コンピュータセンター(KCC)から派遣されたエンジニアたちだ。

 パソコンやスマホなど、ハードの開発・生産力では諸外国に大きく後れを取る北朝鮮だが、ソフトの開発力には定評がある。彼らが開発したソフトで、日本でよく知られているのは、コンピュータ囲碁プログラムだ。00年代半ば、KCCが開発したプログラムは数々の国際大会で優勝し、その思考エンジンは、日本の市販ソフトにも搭載された。

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