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受話器マークに著作権があった? 5000億円訴訟の原告に直撃!!

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「11年9月に韓国のサムスン本社に呼ばれて、組織の中核人物に会いましてね。サムスンは“これ”を500億円程度で買うでしょうな」

 そう話すのは、福岡県福岡市に本社を置く有限会社パラダイムシフトの代表・徳川高人氏。過去に福岡県知事選に立候補すること2回、詐欺容疑などでの逮捕歴も2回。「手形ブローカーの業界では西の横綱、闇将軍的な位置にいた」と自ら語る、いわゆる“いわくつき”の人物である。

 そして、500億円という目の飛び出るような金額で、サムスンが徳川氏から買取りを検討しているとされるのは、なんと受話器のマーク(正式名は「受話器の象徴」)の著作権だ。

MEMO受話器マーク
公衆電話などに付けられた、固定電話の受話器を模したロゴ。正式名称は「受話器の象徴」。高速道路の緊急電話や携帯電話のボタンにも採用されており、著作権フリーと見られてきた。だが、そのマークの著作権保持者が著作権侵害の訴訟を起こしているというが……。

 携帯電話をはじめとして、日常のさまざまな場面で目にするこのマークに、著作権が存在すること自体が驚きだが、徳川氏はこの著作権を侵害されたとして、すでに100を超える企業に5000億円もの損害賠償を求める裁判を起こしている。現在のところ結果はすべて請求棄却となっているが、中には今後の裁判の勝訴を示唆するような判決もあり、この先に1兆円規模の請求が認められる可能性もあるのだ。

 この判決内容は、日本では「週刊新潮」(新潮社/11年11月3日号)が報じたほか、韓国などをはじめとする海外メディアでも取り上げられており、世界中で注目を集めている。そんな徳川氏に話を聞いた。

※  ※  ※

──そもそも、5年ほど前に受話器の著作権を知ったそうですが……。

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国内外の著作権事情について饒舌に語る“やんごとなき家系”の末裔という徳川氏。(写真/佃 太平)

徳川 そう。「悪くない話があるから会わせたい人がいる」と、ある別の著作権を保持する人物を紹介され、「ボクが持っている著作権よりも値打ちのあるのがコレなんです」と教えられたのが、この受話器マークだった。「こんなものに著作権があるのか! 使っている会社はどこも著作権法違反になるじゃないか!」と驚いたけど、「これからの時代の金脈は、知的財産だ!」と一念発起、著作権に関する調査と勉強を開始したワケだ。

──その過程で、アメリカの企業が海外で、次々にいろいろな著作権訴訟を起こし、実際に莫大な利益を得ていることを知ったとか?

徳川 しかもアメリカでは国家も著作権ビジネスを後押ししていて、“ミッキーマウス法”と呼ばれるスゴい法律まで存在している。調べれば調べるほど「著作権の取引は巨大なビジネスになる」という確信は深まったよ。それで「受話器の象徴」の著作権保持者の調査も始めたんだけど、当初は行方不明でね。

──え? そうなんですか!?

徳川 さらに興信所やヤメ検を使って調査をしたら、保持者は2人いることがわかった。しかも、うちひとりは中国側と交渉するも、志半ばで病に倒れたらしい。中国はこの権利を得て、おそらく全世界支配を考えていたんでしょうな。そこでもうひとりの権利者を探し当て、説得を行い、2人に権利料を支払って買い取りに成功したワケだ。で、本筋はココから。10年に約130の企業を相手取り、総額5000億円にも及ぶ著作権侵害と損害賠償請求の訴訟を起こしたんだ。

──被告の名前を見るとNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI各グループの計19社、携帯電話製造メーカ関係12社、JR関係5社、NTT関係27社など、超一流の大手企業ばかりですね。

徳川 損害額も被告数も前代未聞だったから、被告は業種別に7群に分けての裁判になったけど、結果はすべて敗訴。だけど、その判決では「受話器の象徴」が文化庁に登録、認証された「美術の著作物」であるにもかかわらず、「創作性が認められないので著作物ではない」と断じる不可解なものも散見できた。そして、「勝訴への出発点」とも言えるような判決もあった。

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