サイゾーpremium  > 特集2  > 【芸人・ビビる大木】「嫌いになれない原の天然ぶり」

──先日熱愛報告も行ったMCを務めている情報番組『PON!』(日本テレビ)での、「我が巨人軍は~」というチームの状況報告はすっかりおなじみとなった。そんな芸能界きっての巨人ファン・ビビる大木の現在の思いとは?

1209_2toku03.jpg
『原辰徳 走り続ける情熱』(学研教育出版)

 もともとは、父が巨人ファンだったんですよ。しかも祖父の家が東京都文京区にあったので、野球を観に行くときは後楽園球場だったんですね。そんな環境だから、僕も自然と巨人ファンになったんです。その頃に現役で、スター選手だった原(辰徳)さんが監督をやっているっていうのも、今の巨人を観る上で感慨深いものがありますねぇ。

 先日、爆笑問題の田中(裕二)さんとラジオでしゃべらせてもらったんですけど、原監督の女性スキャンダルが噴出した時も、「問題解決のために1億円をぽんっと払っちゃう原さんの天然ぶりには笑ったけど、それで嫌いにはならないよね」って。バブル当時に、巨人で四番を打っている選手に女性関係がないわけないじゃないですか。そう思うと、独身なのにフライデーされて謹慎処分を受けた涌井(秀章・西武ライオンズ)投手はかわいそうだなって思いますけど(笑)。「浮気したから仕事から外せ!」というのは一般企業だったらおかしいでしょう。この一連の騒動によって、むしろ僕は、やっぱり原さんのことが好きなんだって再確認できましたよ。

 清武(英利)さんの件に関しては、そもそものところ、育成選手制度を作って、山口(鉄也)選手や松本(哲也)選手ら若手を育てたことは素晴らしいと思いますけど、反面、助っ人外国人選手がねぇ……。正直、巨人はクロマティ以降、まともな外国人選手を獲得できていないんです。清武さんがGMだった頃もそう。キャプラーとか連れて来て(苦笑)。スカウトの人は本当にその選手を見てるの!? って思うことも多々ありましたから。そのイマイチな助っ人外国人を、“契約上使わなきゃいけない”となると、原監督も大変だったと思いますよ。理想の采配や若手の育成など、監督としての手腕を振るうどころじゃなかったでしょう。現在は二軍でコーチをしている清水隆行選手だって、結果を残しても外国人に替えられてしまっていましたし。巨人にはそういうところがある。結局、自前じゃなかなかいい選手を見つけられないなら、他球団でいい成績を残した選手を連れて来るしかないんです。でも、勝つためにいい選手を獲得するのは悪いことじゃないでしょう。巨人は特に、補強に関して他球団のファンから悪く言われますけど、最終的に「巨人にお世話になります」って言ったのは選手本人ですよ。村田(修一)選手にしろ、杉内(俊哉)選手にしろ、本人がFA宣言して球団を出たから、巨人が条件を提示して、それで双方納得して入団したわけですから。

 まあ、とはいえ、巨人が文句を言われるのも、僕はいいことだと思っていますけどね。だって“アンチ”がいる球団って、巨人だけでしょう。(特にセ・リーグの)ほかの球団のファンも、“打倒・巨人”を掲げることで、絶対楽しんでいるじゃないですか。“憎たらしい”と思える相手がいるスポーツ観戦って、楽しいんですよ。だから僕は、アンチに対しても、「みんな巨人がいるから野球を楽しめているんだぞ」って思ってますよ(笑)。

 今の巨人に求めるのは、ナベツネさんの後釜となる人をちゃんと育ててほしいということですね。世代交代をきちんとして、球界の盟主であっても、古臭い巨人のままではいてほしくない。例えば、ユニホームがアディダスになってから、巨人のイメージも少し変わったと思うんですよ。球界がアディダスやナイキを採用することによって、若い人も少しは興味持ってくれるじゃないですか。だから、新しいこともどんどん取り入れてほしいです。そういう意味で、ナベツネさんが言っていた、「巨人・落合(博満)監督」も僕はいいんじゃないかと思ってますよ。順番からいえば、原監督の次は、吉村(禎章)さんや岡崎(郁)さんなんでしょうけど、落合さんもOBだし、実力はさておき、やっぱり巨人の監督には話題性や華が必要。「おっ! あいつが監督やるなら観に行こうかな」って、ファンに思わせる人じゃないと巨人の監督は務まりませんからね。

(構成/高橋ダイスケ)

1209_bibiruoki.jpg

ビビる大木(びびる・おおき)
1974年、埼玉県生まれ。お笑い芸人。現在は、情報番組『PON!』(日本テレビ)のMCをはじめ、『ウチくる!?』(フジテレビ)や『土曜スタジオパーク』(NHK)など、レギュラー番組を多数抱えている。本人曰く、「僕はファンではなく、巨人軍(の一員)」という思いを持って巨人を応援しているとのこと。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2022年6・7月号

目指すはK-POP? ジャニーズ進化論

目指すはK-POP? ジャニーズ進化論
    • 音楽業界からの【賛辞と批判】
    • 【芸能プロ】的戦略が抱える2つの“矛盾”
    • 令和の【ジャニーズ・シングル】20選
    • 20年代のジャニーズ【ミュージックビデオ】

移ろいゆくウクライナ避難者

移ろいゆくウクライナ避難者
    • 移ろいゆく【ウクライナ】避難者

NEWS SOURCE

インタビュー

サイゾーパブリシティ