サイゾーpremium  > ニュース  > ビジネス  > 【ビジネス】マイクロソフトへの東芝”怒鳴りこみ事件”の真相
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裏にあったのはやっぱりアップル社の影響?

「マイクロソフトがまた裏切った!!」 東芝”怒鳴り込み事件”の真相とは?

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『日本マイクロソフトの社員食堂』(キラジェンヌ)

 IT業界の6月は、いつになく賑やかだった。台湾ではパソコン業界の展示会「COMPUTEX」が開かれ、インテルが新しいCPUを発表。サンフランシスコではアップルが開発者向けイベント「WWDC」にて、iPhone/iPad向けOSの新バージョンの情報公開を行った。その直後、同じくサンフランシスコにてグーグルが、Android OSの新バージョンをはじめとする先進的なデバイスを世界に披露した。

 そんな中、東京でひとつの事件が起きていた。「東芝のパソコン部門の責任者が、マイクロソフト(以下、MS)の日本法人に怒鳴り込んだんです」と語るのは、大手広告代理店の営業マン。「かなり激しい剣幕だったそうで、同行したウチの営業担当者も驚いていました」

 東芝のパソコン部門は世界でも第6位のシェアを誇っており、Windowsを開発するMSとは長らく親密な関係にある。その両者がこうした諍いを起こし、それが外部に漏れ聞こえてくるというのだから、ただごとではない。そしてその原因は、直前にMSがロサンゼルスで発表し、世界中を驚かせたタブレット型PC「Surface」にある。

 Surfaceは、10月に発売予定のWindows 8発売を機にMSが独自に開発した新しいタブレットデバイスだ。製造自体は台湾のEMS(製造請け負い専門の下請けメーカー)が行うが、設計やデザイン、そして販売などはすべて同社が行うという。つまり、これまで基本的にはWindowsというソフトだけを作ってきたMSが、アップルのようにハードもすべて自社で開発するということだ。

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