サイゾーpremium  > ニュース  > カルチャー  > 【カルチャー】サッカー五輪代表をめぐる疑惑のアディダス枠

関塚隆監督の手腕にも大いなる疑問符

04年から09年までJリーグのクラブである川崎フロンターレの監督を務めた後、10年から五輪代表チームの監督となる。勝てば本大会出場を手中に収めることになる今年2月のロンドン五輪アジア予選のシリア戦で敗戦したことから、選手の起用法や戦術をめぐってスポーツ紙やサポーターから批判が一気に集中した。

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『そうだったのか! 日本サッカー』(スコラマガジン)

 山村当選、比嘉落選。7月2日に日本サッカー協会(以下、JFA)によって発表されたサッカー五輪代表(以下、U-23代表)の登録メンバーの内容が、サッカー記者やサポーターの間で物議をかもした。というのも、18人という限られた登録メンバーをめぐって、センターバックの山村和也(鹿島アントラーズ)【1】がメンバー入りし、サイドバックの比嘉祐介(横浜F・マリノス)がメンバーから外れたのだ。

「大方のサッカーファンは、この2人の能力をとっくの昔に見限っている部分があります。2人は大学生時代からU-23代表選手に選ばれてきており、今季Jリーグのクラブにそれぞれ加入して試合には出ていますが、実力的にはまだまだの選手。もちろん素材は悪くないものの、Jリーグのような激しいところで真剣勝負してきた選手に比べると慣れの問題もあり、レベルの高い戦いでの対応力に難があるのは明らかです。

MEMO『サッカー五輪代表』
日本サッカー協会によって編成される23歳以下の選手を対象としたチーム。本登録メンバー18名、バックアップメンバー4名が選ばれる。

 U-23代表の試合でも、これまでレギュラーメンバーとして出場してきましたが、凡ミスは目立つし、サッカー評論家などの間からは、『山村と比嘉はU-23代表選手としてのレベルに達していない』という辛辣な意見まで出ています。そこまで言わせてしまったのが、5月に行われた五輪の前哨戦であるトゥーロン国際大会でのパフォーマンスでしょう。同大会ではグループリーグ最下位という最悪の結果に終わったのですが、その要因のひとつとして、この山村と比嘉を出場させたことがあるのは間違いありません。彼らのミスから何度もピンチが生まれていましたし、事実、山村が絡んだ失点も数多くありました。はっきり言って、あのパフォーマンスでは、到底U-23代表に選ばれる域には達していません」(スポーツ紙記者)

 では、比嘉が落選したのは当然としても、山村はなぜ選ばれたのだろうか。あるサッカー誌編集者はこう語る。

「『アディダス枠』ってご存じですかね? たとえば、過去の例でいうと、07年アジアカップではイビチャ・オシム監督(当時)が川淵三郎会長(同)に『大会のノルマはありますか?』と聞いたら、『中村俊輔をメンバーに入れてくれ』と言われたことがあったようです。中村俊輔は言わずと知れたアディダスの広告塔。こういう話を聞くと、スターシステムを作ろうとするアディダスの入れ知恵としか思えません。サッカー日本代表、ひいては日本のサッカービジネスを支えてきたアディダスによるメンバー選考への“見えない圧力”がないとは言いきれないでしょう」

 この証言を裏付けるように、事実、山村は流通経済大学のサッカー部にいた頃から、大学生(アマチュア)にもかかわらず異例のアディダス専属契約を結んでいる。それに加えて、同大学サッカー部のウェブを見ればわかるが、ユニフォームはアディダスから支給されている。

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