サイゾーpremium  > 特集  > 『ハレンチ学園』でPTAが激怒したのも今...

──ギャグマンガは、風刺絵として世間のタブーを笑いに変えてきた。しかし、出版社の自主規制が厳しくなる中で、世間の常識に挑戦するような作品は、一般誌では目立たなくなってしまった。かつてのようにタブー破りのギャグマンガが世間をにぎわすことはないのか──?

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マンガとしての常識を打ち破り続けた赤塚不二夫。今読んでみても新鮮なネタが満載のクラシックとなっている。

 社会現象にまでなったギャグマンガ『天才バカボン』【1】や『がきデカ』(山上たつひこ/秋田書店)、『ハレンチ学園』【2】は、後述に論を譲るが、マンガの固定概念をことごとく破壊した。しかし、近年そんなパワーを持ったギャグマンガは見かけない。ギャグマンガ自体はどの雑誌にも掲載されているが、どこか小ぢんまりとして、「これ、ヤバいだろっ」と読者をハラハラさせるような破壊的な作品は少ない。

 そもそもギャグマンガにおけるタブーとはなんなのか? 怪奇系の作品を手がけている押切蓮介など、注目の若手作家を多く集める雑誌「ネメシス」(講談社)の編集者は、タブーギャグマンガの定義について「マイノリティ、セックス、権威、作家性、死……。本来厳粛に扱われるべき対象を、平然と徹底的に笑いのネタにすること」と言う。

 ただ、ギャグマンガも近年は、差別ネタやマイノリティに目を向けたギャグは減少し、作品数自体も減っているようだ。

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