サイゾーpremium  > 特集  > 花盛りのアニメスタジオ番付 スタジオジブ...

──アニメ業界に携わる人にとって、スタジオジブリは憧れのスタジオというわけではないようで……。そこで、今注目を集めるアニメスタジオを紹介するとともに、それぞれの長所、短所を分析。期待度格付けを行ってみた。

大ブームを巻き起こすも、結局原作頼り?

【期待度ランク】S

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■京都アニメーション
[代表作]『けいおん!』『涼宮ハルヒの憂鬱』
[長所]ハイクオリティな作画、原作再現率
[短所]オリジナル作品の不作
81年に京都で下請けの仕上げ専門スタジオとして設立される。03年からは元請けとしてアニメ制作を開始。『涼宮ハルヒの憂鬱』や『けいおん!』の爆発的なヒットでヌルヲタからの支持も獲得した。やたらと動きまくる作画や原作の魅力を引き出す演出は、"京アニクオリティ"と呼ばれ、高い評価を得ている。一方で、アニメ『MUNTO』でオリジナル脚本のひどさが露呈するなど、原作ものでないと目も当てられない。また、企業CMが、毎回過剰なまでに健全なテイストで、ネット上では「宗教のCMっぽい」と言われたりも。


未完成のまま放送されることも!?

【期待度ランク】A

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■シャフト
[代表作]『魔法少女まどか☆マギカ』『化物語』
[長所]斬新な演出、話題性の高さ
[短所]制作現場の混乱、人気の監督頼り
75年の設立当初からサンライズやシンエイ動画などの仕上げ工程を請け負い、『機動戦士ガンダム』などにも参加。04年以降は、新房昭之監督とタッグを組むことが多く、パロディネタや情報量を詰め込んだ演出で人気を博し、今年放送された『魔法少女まどか☆マギカ』は一大ブームとなった。一見絶好調のようだが、制作と作画の連携がうまくとれていないようで、テレビ放映時には粗が目立つ手抜きのような状態で放送されてしまうことも多々。また、新房監督の作品以外はあまり話題になることがない。


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