サイゾーpremium  > 特集  > 美しすぎる編集長「Otome conti...

──サブカルチャーの総合誌として支持されてきた「CONTINUE」(太田出版)がリニューアル、「Otome continue」として今年7月に創刊された。やはり女性市場にシフトする意義があるということなのだろうか。編集長、両角織江氏に聞いた。

1011_otome.jpg
「Otome continue」の第2号。表紙は手に取りやすいよう、おしゃれなデザインにしているそう。

 ひとくちに「萌える」といっても、"男性的な萌え方"と"女性的な萌え方"では、作品を見るポイントからして大きく異なると認識しています。男性的な萌え方だと、女性キャラのかわいさや露出加減など、表立った部分に目が行くのに対し、女性的な萌え方はキャラの仕草やほかのキャラとの関係性といった、目立たない部分に目線が向きやすい。それって、いわゆる"愛でる視点"だと思うんです。また、弊誌のメイン読者層である20代以上のオタク女子を見ると、作品や人物から新たな情報を"知って"、それを同性のオタク友達と"語り合うこと"を主流に楽しんでいるように感じられるので、弊誌では「知る・愛でる・語り合う!」をコンセプトにしているんです。

 もともとこうした楽しみ方は、80年代にはすでにオタク女子たちの間で確立されていたものの、公にはしないことが一般的でした。特に88年に東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、いわゆる宮崎事件が起こってからしばらくは、「オタクは恥ずかしい」という社会的風潮もありましたから。それがここ4~5年の間に、BL好きな「腐女子」の存在が注目を浴びたり、男性的なイメージが強かったゲームの世界に女性向けの作品が増えてきたことによって、オタク女子の意識も「オタクであることを隠さなくていいんだ」と変わってきた気がします。今の10代~20歳前後のオタク女子は、隠す必然性すら感じていないのではないでしょうか。AKB48の渡辺麻友ちゃんが、ブログで『薄桜鬼』や『ヘタリア』など女性向けのゲームやアニメについて熱く語っていたりするのを見ると、つくづく「時代は変わったんだな」と実感します(笑)。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

Recommended by logly
サイゾープレミアム

2019年12月号