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創価学会系四大雑誌の愉しみ方【3】

佐藤優が見る学会系メディア「世間の無用な学会アレルギーと学会の過剰な防衛本能」

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佐藤優[起訴休職外務事務官]

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東京都・飯田橋にそびえる、「株式会社潮
出版社」の東京本社ビル。1960年の創業
で、定期刊行物としては、「潮」と「パンプキ
ン」を発行する。(写真とインタビュー本文
に、直接の関係はありません)

 僕は、「潮」に2度ほど出演したことがあります。最近では、今年(2008年)の4月号で猪瀬直樹さんと対談(「『官僚主権』の構図をどう変えるか。」)を行いました。その前は昨年(2007年)の11月号で、こちらはインタビュー記事(「池田SGI会長の『民間外交』が果たす意義。」)。角川書店から『地球を斬る』(角川学芸出版)という著書を出した頃で、そのタイミングで編集部からオファーを頂いたんです。

 そのオファーとは、創価学会の「民間外交」について記事化したいというもの。内容的には、池田大作SGI会長が対ソ連の外交において果たしてきた意義を再確認するというものでした。僕自身はクリスチャンなので、創価学会におもねる必要はまったくないのですが、外務省が池田会長に助けられた事実があることは間違いなく、これはちゃんと日本国民に知られるべきことだと思っていたので、承諾しました。

 学会系のメディアに出ると、「学会員かと疑われたり、社会的にマイナスイメージがつく」なんて話をよく聞きますが、実際にそういうこともありました。「学会と仲良くするな」と警告を受けたり、何人からか「あなたを信用できなくなった」と言われました。この時、世間の"学会アレルギー"の根深さを実感しました。しかし、そのほとんどは、学会について知ることもせずに、ただ嫌悪しているだけのものだった。僕はあまのじゃくな性格なので、逆に創価学会に対する偏見はよくないということをきちんと発言しようと思いましたね。


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