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第1特集
AKB写真集"黒歴史"のヤバさ【1】

出版業界の救世主とアイドル復興の鍵を握るAKBのしたたかさ

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──今や、表紙を飾れば雑誌の売り上げが跳ね上がるとまでいわれ、何を出してもハズレなしの"AKB48本"。しかし、流用などが多く見られるそのクオリティには、疑問を投げかけられることもしばしば……。そこで今回、改めてAKB48と出版社の関係を追及し、カメラマニアとグラドルに写真集レビューをしていただきつつ、各メンバーのソロ写真集から見えるプロダクションごとの戦略の違いなどを検証した。

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安さも手伝ってオリコン首位を獲得した『AKB48総選挙 公式ガイドブック』

「選抜総選挙」が世間の話題をさらい、8月28~29日放送の『24時間テレビ33 愛は地球を救う』(日本テレビ系)でも番組パーソナリティーを務めることが決定するなど、躍進を続けるアイドルグループ・AKB48。そんな彼女たちを出版業界はデビュー当初から起用し、写真集やMOOKを次々と発売、ブレイクの素地をつくってきた。だが、今でこそ、発売すればたちまち売り上げランキング上位にランクインする彼女たちの関連本ではあるが、ほんの2~3年前までは話題にならないものばかりだった。当時は出版社側も半信半疑だったのか、特に初期の写真集やMOOKに関しては、ほかの出版物用に撮影された写真の流用も多く、2006年3月発売の『密着!「AKB48」~写真集 Vol.1 the・デビュー』(講談社/1890円)は「TOKYO1週間」(同)の連載をまとめただけの構成。また、昨年発売されたAKB48初の水着写真集『AKB48総選挙! 水着サプライズ発表』(集英社/1000円)は同社発行の「週刊プレイボーイ」における連載写真やグラビア写真の使いまわしが多く、こちらも一部ファンの不評を買った。

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