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第1特集
中国のウェブと政治の絶妙な関係【2】

ところ変われど下心は変わらず……ライブチャットが盛況! 中国エロテクノロジー

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――どんなに言論統制や検閲が敷かれようと、エロに関する知的好奇心を抑えることはできまい。日本同様、エロライブチャットが中国でも人気を博しているという。果たして、その実態はいかに。

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上は日本でも「ろくチャンネル」と呼ばれ、知る人ぞ知る存在になっている「6.cn」。下はネットアイドルを目指す女の子が集まるという「YY」。これらのライブチャットは健全なものが大半だが、中にはいかがわしいものも……。

 QQコミュニティの無法地帯ぶりはこちらの記事でもご紹介した通りだが、中国的イノベーションはエロの進歩ももたらしている。ウェブ経由の電子マネーの普及と、動画配信の容易化によって最近人気を集めているのが「色情直播」と呼ばれるエロライブチャットだ。

 これは日本のライブチャットと同じく、画面の向こうの素人(とされている)女の子が、課金次第で服を脱いだり自慰行為を見せてくれたりする怪しいサービスである。中国ではそれなりの裏技を使えば、未成年でもアリペイやウィーチャットペイを使うことは可能であり、こっそり使っている中高生も多いため、彼らによる課金が社会問題として報じられる例もある。

 ほかにも、ウィー・チャットやQQでは近所にいる異性とつながったりランダムで相手と知り合える機能もあるが、これらの機能は言うまでもなく援交やネットナンパの温床だ。

 中国人は日本人よりも人間関係にオープンなこともあり、これらを用いた不倫による離婚のニュースもかなりある。技術が進歩しても、人間の業は変わらないわけなのだ。

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