>   > 【都知事】のスキャンダル頻出のワケ
第2特集
青島、石原、猪瀬、舛添 歴代都知事から考える

都知事のスキャンダルが頻出するワケ――小池と都ファの報道モンダイ

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「日本初の女性総理」を目前にしながら、みずからの失言により急転直下、10月の衆院選で惨敗を喫した小池百合子東京都知事と、彼女が率いる都民ファーストの会、そして希望の党。そこには何があったのか。その背景に、東京都政という“魔窟”の存在がありはしまいか――。歴代の東京都知事と都政の歴史を追いながら、その問題点に迫る!

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『〝小池〟にはまって、さあ大変! - 「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(ワニブックス)

 まさしく疾風怒濤、急転直下の1カ月半だった。「しがらみのない政治、日本をリセットするため希望の党を立ち上げる」と小池百合子東京都知事が結党宣言したのがこの9月27日。一時は国民の幅広い支持を集めて「日本初の女性総理」への道を一気に駆け上がるかと思いきや、その後の低迷ぶりはご存じの通りだ。小池都知事みずからによる「排除発言」などで劣勢に陥り、衆院選で希望の党は与党・自民党どころか立憲民主党にも及ばず野党第一党にもなれず、文字通りの惨敗。11月14日には、希望の党の代表辞任へと至った。一連のドタバタ騒動が終わり、足元を見れば築地市場の豊洲移転、東京五輪開催をめぐるゴタゴタなど、小池氏の本業であるはずの東京都に関する問題は山積したままの惨状を呈している。しかし、歴史に目を転じてみれば、都知事や都政がドタバタ劇を演じるのは今に始まったことではない。本特集では、歴代都知事の経歴やその自伝本などを手がかりに、都政、都議会、都知事のありようを分析してみたい。まず本稿では、東京都を大手マスコミはどのように報じているのか、そして都とメディアはどのような関係にあるのか、といった視点から、この問題を眺めてみよう。

なんでもアリの“自由”な都庁記者クラブ

 人口約1300万人、約27万社もの大・中小企業が集中、域内総生産は約95兆円と、トルコやオランダといった国家の国内総生産(GDP)を上回るような経済規模を誇る、世界に冠たる都市。これが、数字から見た東京都のプロフィールだ。名実共に日本を代表する首都、メガシティとしての存在感を誇っているのは明白だろう。そして、警察や消防を含めて約17万人という都職員の頂点に君臨しているのが、都知事だ。都知事の存在感は抜きん出ている。議院内閣制の下で国会議員による間接投票で選出される総理大臣と異なり、都民による直接投票で選ばれる都知事は、「大統領のような権限を持つ」と評されることも少なくない。

 ただ、都知事をめぐってはこれまでも、スキャンダラスなドタバタ劇がしばしば演じられてきた。都市博中止以外は目立った実績を残さずに1期目満了時に退任した青島幸男(在任:1995~99年)、知事退任後に豊洲市場問題で矢面に立たされた石原慎太郎(在任:99~12年)、医療法人「徳洲会」グループから知事選前に5000万円を受け取っていたという問題が発覚し任期途中で辞職に追い込まれた猪瀬直樹(在任:12~13年)、ファーストクラスやスイートルームを利用する高額出張問題などで同じく途中辞任に追い込まれた舛添要一(在任:14~16年)……歴代都知事を振り返ってみると、汚辱にまみれた最後の姿ばかりが目立っている。

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