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「アクセス規制情報板」の恐怖

2ちゃんねるはもはや匿名ではない!? 個人情報流出を脅かす「IPアドレス開示」の舞台裏

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もともとはIT会社を経営していたこともあり、2ちゃんねる問題に関心を寄せてきたという神田弁護士。

 2011年11月末、札幌にある巨大掲示版「2ちゃんねる」のサーバー管理会社に警視庁のガサ入れが入った。同サイト上で麻薬取引情報がやり取りされているという容疑に対しての強制捜査だったと報道されているが、これに限らず、多数の違法書き込みを放置している同サイト運営者側への、当局による牽制の意味もあるのではないかなどと、ネット上では騒がれた。

 確かに2ちゃんねる上には、その匿名性ゆえ、他者の権利を侵す誹謗中傷や営業妨害的な書き込みがあふれている。だが、今回の当局のメスが入る以前から、こうした状況に変化が生じてきていたという。売りであったはずの匿名性を手放し始めていたのだ。

 そもそも、2ちゃんねるは名誉毀損などにかかわる不適当な書き込みに対しては、削除依頼をすることは可能だが、削除に該当するかどうかの判断は運営側に委ねられてきたし(法人に関する削除依頼は、原則受け付けず)、まして書き込んだ人物(投稿者)を特定することなどできなかった。ところが、09年頃から、2ちゃんねる上の「アクセス規制情報板」で、依頼者の申請に応じて、次々と特定の書き込みのIPアドレス情報(以下、IP)が運営側によって開示され始めたのだ。

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