>   > ブームの裏で聞こえる犬猫の鳴き声──利益...

──90年代後半から徐々にその熱が高まり始め、数年前よりピークを迎えつつあるこの第2次ペットブーム。犬の飼育件数は1000万頭以上となり、ペットフードやペット用品、生体・関連サービス(病院・ペットホテル・トリマーなどを含む)などの市場規模も合計で1兆円以上までに上っていった。ソフトバンクのCMで「白戸家のお父さん」として活躍しているタレント犬のカイくんは大人気となり、写真集が10万部近く売れ、雑誌も「Shi-Ba(シーバ)」(辰巳出版)など柴犬の専門誌まで創刊。大きく話題となっていた。しかし、そうしたブームの背後にあるさまざまな問題点も表面化し、少なからず言及されてきた。

1108_wide_pet.jpg
太田 匡彦氏の著書『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』

 ここ数年で、そのあり方を含めて問題視されてきたのが、ペットの流通販売システム。利益を求めるあまりに、暴力団がらみの団体やまったくの素人による「悪質ブリーダー」が、動物にとって劣悪な環境で過剰に繁殖させ、商売にならないとわかるやそのまま放棄したり、大量に殺処分されてしまったりすることなどが問題として取りざたされている。

 そのなかで注目を集めているのが、これまで"放し飼い"状態だったペットショップの深夜営業だ。環境省は、12年の通常国会で動物愛護法を改正するべく本格的に動き始めた。

ログインして続きを読む
続きを読みたい方は...

サイゾープレミア

2017年2月号

過激な「マンガ」読本

過激な「マンガ」読本
    • 【ジャンプ】部数暴落へ
    • 【マンガアプリ】成功の秘訣
    • 【ウェブ発エッセイマンガ】乱れ咲き
    • 【エッセイマンガ】あるある
    • 【こじらせ女子マンガ】の功罪
    • 人気マンガ【AKIRA】の寿命
    • マンガの常識を超えた【大友発明】
    • 日常を語る【戦争マンガ】の現在
    • 【手塚治虫】の戦争マンガ
    • 【しりあがり寿】4コマ描写の禁忌
    • 【接吻】で読む最新少女マンガ
    • 読むべき【キスマンガ】6選
    • 【ティーンズラブ】が熱い理由
    • 広告バナーでよく見る【TL】の中身
    • 時代は射精より【ウ♡チ】?
    • 【封印マンガ】はなぜ生まれたのか
    • 【筋肉マンガ】を科学検証!
    • 【刃牙】筋肉名場面
    • 経済評論家が読む【闇金マンガ】
    • 【日本マンガ翻訳】の限界
    • 変化する【フランス】マンガ市場
    • 【フランス】翻訳出版社6大勢力
    • 【マンガ雑誌】の危機的状況

"経済予測記事"はなぜハズれるのか?

    • 【経済予測記事】はご都合主義?
    • 経済学者が語る【金融緩和バトル】
    • 経済誌【制作の舞台裏】

カルチャー化する"メンヘラ"の謎

カルチャー化する
    • 【青山ひかる】が病みかわコス!
    • カジュアル化する【病み】
    • 【松永天馬】が語るメンヘラ

NEWS SOURCE

インタビュー

連載

    • 【平嶋夏海】もう少し遊びたかったんです。
    • 【山崎真実】Dカップの無為自然
    • MoeにKoiする5秒前
    • 大統領選を揺るがした【フェイクニュース】
    • 迫りくる教育の【2020年問題】
    • 高須基仁の「全摘」
    • 人はなぜ【忘年会】を開くのか?
    • 南米のマツリ・ダンス文化
    • 哲学者・萱野稔人の「"超"哲学入門」
    • 月刊カルチャー時評/『真田丸』
    • 【ア・トライブ・コールド・クエスト】黒人音楽の常識を変えた!
    • 【恒例運転者事故続発】誤ったイメージ醸成の理由
    • 町山智浩の「映画でわかる アメリカがわかる」
    • 『男子の生き様』俳優・宮城紘大
    • 増える依存症と経営赤字【カジノ法案】の真実
    • 小原真史の「写真時評」
    • 「念力事報」/プーチン最強伝説
    • ジャングルポケットの「アダルトジャングル探検録」
    • 【紙の月】女の正義は状況や気分によって容易に更新される
    • 磯部涼の「川崎」
    • アメリカにはない【日本のSM】
    • 辛酸なめ子の「佳子様偏愛採取録」
    • 更科修一郎の「批評なんてやめときな?」
    • 花くまゆうさくの「カストリ漫報」