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【premium限定連載】芸能ジャーナリスト・二田一比古の「週刊誌の世界」

<ジャニーズ異聞 第一話>二宮和也の結婚話——アイドルファンは諸刃の剣である。

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 2年前にフリーアナの伊藤綾子(37)との熱愛が発覚した“嵐”の二宮和也(34)。

 一説には「破局」と伝えられていたが、再び「女性セブン」で交際継続中が報じられた。二宮の車を伊藤が運転する写真など親密ぶりはエスカレートしている。同誌によると2人は二宮のマンションで同棲し、お互いの両親にも紹介済みだという。「結婚前提」との見方ができるが、二宮はジャニーズ所属の人気アイドル。事は簡単ではない。それはジャニーズの歴史が如実に物語っている。「結婚するなら事務所を辞めてから」がかつてのジャニーズの暗黙のルールだった。

 2000年、当時“SMAP”の超人気メンバーだった木村拓哉が工藤静香とデキ婚を発表。アイドルは結婚できないルールが大きく変わった日だった。以後、結婚どころかパパになるタレントが続出。今やアイドルの結婚は当たり前。とはいえ、毎年1グループ・1人限定とも言われたこともあったりして、誰でも結婚できるわけではない。事務所が許可するか否かにかかっているが、ここにきて許可する条件もおぼろげながら判明してきている。

「結婚は人気のバランスが重要。アイドルの肩書きがなくなっても今後やっていけるメドのついたタレントから結婚を許されている」(芸能関係者)

 “V6”の井ノ原快彦や“TOKIO”の国分太一はすでに司会業として活躍。昨年暮れに女優の宮崎あおいと結婚した“V6”の岡田准一、今年に女優でシングルマザーの宮沢りえの再婚相手になった森田剛。

 2人はすでに役者としての地位を確立している。結婚に踏みきれたのも従来のアイドルファンに頼らなくともやっていけるメドがついたからに他ならない。果たして二宮はどうか——。

「嵐はSMAP解散後、ジャニーズ事務所の屋台骨を支えるアイドルグループ。人気も衰えることなく、女性の噂だけでも大騒ぎ。嵐をここまで人気にしたのは、事務所創設者・メリー喜多川の娘で近い将来の社長になる藤島ジュリー副社長。人気には人一倍神経を使っている。そう簡単には結婚どころか、交際も許さないだろう」(テレビ関係者)

 事実、大野智は3年前に元タレントとの岩盤浴デートが報じられたが、即座にジャニ記者の前で謝罪して別れを宣言した。事務所から別れるように強く注意されたことは明白。その後に発覚した二宮は破局宣言こそしなかったが、大野の例から別れただろうと見られていた。業を煮やしたファンからは抗議が殺到。伊藤が二宮との交際を匂わすような写真を自身のSNSなどでアップしたため、「嫌な女」「別れろ」「もう二宮の応援はしない」といった声が溢れた。ファン以外から見れば、なんとも理不尽な抗議。もう30を過ぎた男。恋愛ぐらい普通にしているのが当たり前。それを「相手が気に入らない」と抗議するファン。アイドルファンは普段は熱心に応援してくれるが、気に入らないことがあると応援しないという両刃の剣だ。アイドルの宿命とはいえ、最も悩む問題。周囲からは「人気を取るか彼女を取るか」の二者択一を迫られる。元アイドルからこんな話をよく聞いた。

「仕事はずっと続けなければならない。人気がなくなればアイドル生命は終わり。結婚を考えなければ彼女の替えはいくらでもいる。別れるのがベストと考える」

 が、二宮は別れず愛を深めていたと見える。結婚相手と見るのが自然だが、二宮は今もアイドル。本人の意思に関係なくファンはそう思って応援している。二宮は昨年から役者業が活発化しているが、岡田のように役者としての地位を確立できていない。

 従来のアイドルファンが大半。高齢者までもが「二宮のドラマを見たい」と思うようにならなければ脱アイドルではない。それでも結婚を優先させるなら、木村拓哉のように先に結婚。後に役者業に専念という方法を選ぶ形しかないかもしれない。結婚すれば嵐では第一号の既婚者になるがはたして。

(敬称略)

二田一比古
1949年生まれ。女性誌・写真誌・男性誌など専属記者を歴任。芸能を中心に40年に渡る記者生活。現在もフリーの芸能ジャーナリストとしてテレビ、週刊誌、新聞で「現場主義」を貫き日々のニュースを追う。

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